法典論争と東京法学院 Disputes over Legal Codes and Tokyo Hogakuin (Tokyo College of Law)

法典論争とは、1890年に公布された民法と商法の実施可否をめぐって、実施派と延期派とが主張をぶつけ合った論争です。

本学の創立者や講師たちは、機関誌『法理精華』や『法学新報』で延期の論陣を張りました。

1892年5月に施行延期法律案が上程されたことで政治運動へと展開し、議会への多数派工作がおこなわれます。東京法学院は延期派の拠点となり、1892年6月の実施延期法案の衆議院通過を導きました。

本展では、法典論争に関わる資料を書簡類を中心に展示します。

法典実施延期運動に関する覚書 法典実施延期運動に関する覚書

民法商法商法施行条例及法例施行期限延期法律案 民法商法商法施行条例及法例施行期限延期法律案