ボランティア

【イベント報告】チーム防災 スタディーツアー

2023年05月25日

 チーム防災が、都内での防災啓発活動を行うにあたって自身の学びを深めるため、東北地方を訪問し、スタディー
ツアーを行いました。チーム防災に所属しているものの、被災地には行ったことのない学生がほとんどであったため、
被災地を訪問して得た情報や学びの多さに圧倒され、一方で独自に制作している防災ゲームへのヒントを得ました。

 

◎目的 :「チーム防災」が活動を開始するに至った原点である被災地を訪問し、震災を実体験した人からお話を伺い、
     今後の防災活動の在り方や活動内容等について考えを深める機会とする

◎日時 :2023年3月17日(金)~3月19日(日)

◎場所 :宮城県気仙沼市、石巻市

◎内容 :気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館訪問、大川小学校等への訪問

◎参加者:学生10名、職員1枚

◎事後レポートより

・私たちは今まで災害発生時は自助・共助・公助が大切だと子どもたちに伝えてきました。しかし、災害発生時、
子どもが困っている人を助けようとした結果、自分まで亡くなってしまったというエピソードを聞いて共助の難し
さを感じました。これからは、「津波てんでんこ」の言葉どおり、共助も大切だが、まずは自分の命が最優先だと
いうことを伝えていきたいです。

・宮城県の方々は震災を経験する前から、海の近くということもあり防災への意識や過去の震災に関する知識が高く、
「津波は土砂を巻き込んでいるため、真水よりも重くなるので足元10㎝でも5m流される」「窓に斜めに入れる耐震
補強用の柱はただ耐震性を補強するだけではなく、津波の流入面積を狭め被害を抑える役割をしている」など私には
今回の訪問で初めて知ることばかりで、改めて無知の怖さを知りました。今後はこれまでのように私のように防災の
知識がない人に伝えていくとともに、今回学んだ東日本大震災のことのように実際にあった自然災害を用いるように
して、震災をより身近な問題として認識してもらえるように工夫していきたいと思います。