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概要
人間の精神活動の探求を目的とする認知科学、脳科学は、近年、基礎研究分野においては著しい発展を遂げている。しかし、産業応用という意味では、発展途上の段階にあり、トランスレーショナルな研究の重要性が高まっている。本研究ユニットの目的は、認知脳科学分野における研究シーズを活用するためのトランスレーショナルな探索研究を実施し、産業応用に資することである。このために、以下の2系統の研究シーズを活用する。
① 思考パターンを可視化し、商品開発に活用するサイコメトリクスマーケティング法の研究開発
② 脳活動を指標として、精神状態を定量化し、食品、医療等の産業応用を目指す応用脳科学研究
である。
本研究ユニットは、人間の精神活動の定量化、可視化を通して、サイコメトリクスマーケティングおよび応用脳科学という新たな学問分野の開拓を目指す意欲的な試みである。この推進に当たっては、民間企業、医療系大学との共同研究を通した綿密な連携を通じ、食品、医療産業の現場におけるニーズを重視した産学一体のインタラクティブな探索研究を実践し、現場で役立つ真の応用研究を目指していく。このような知の試みを通じて、「實地應用ノ素ヲ養フ」という本学建学の理念を体現することが可能になると確信している。
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