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概要
 注意欠如多動症(ADHD)は、学業不振や社会的不適応、精神疾患の発症という二次障害の危険から、大きな社会的な問題となっているが、先行研究では、脳機能低下と薬効による回復を機能的近赤外分光分析法(fNIRS)によってモニターする計測システムを開発し、客観的バイオマーカーとしての有用性を示した。そこで、本研究では、このシステムを実装し、注意欠如・多動症児支援を行うことを目標とする。具体的には、fNIRSを有する実装対象医療機関において、ADHDを診療できるための技術整備を行い、医療従事者が実践に参画できるような支援システムを構築し、人材育成用研修素材および患者家族を対象とした解説資料を作成して公開する。
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