概要 |
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気候変動を踏まえた持続可能な水資源確保や内水氾濫対策など、都市域には水に関わる多種多様な課題が存在します。例えば、豪雨の頻度が増加し浸水リスクが高まる地域や降水量の減少による水不足のリスクが増加する地域があります。これらの課題を解決するために、本研究ユニットでは地方自治体や企業と連携し、都市水管理の高度化に関する共創的な研究を実施します。具体的には、浸水対策や雨水流出抑制対策と関連付けた効果的な合流改善対策、分流式下水道の雨天時不明水対策、都市自己水源である下水や雨水の再生処理技術や処理プロセスの効率的な維持管理の開発などを行います。さらに、都市沿岸域における降雨後の糞便汚染予測精度の向上、水質管理のみならず生物多様性の保全等にも資する水辺のすこやかさ指標を活用した水環境評価などの研究も行い、持続可能な都市水管理の実現を目指します。 |