概要 |
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日本が目指すべき未来社会の姿とされるSociety 5.0で期待される教育としては、学校や職場、そして学習者が生活する地域社会に加え、サイバー空間なども含め、あらゆる場所において多様な学習者が相互に認め合い、学び合う機会が求められる。 デジタル技術の発展により、多様な人々が例外なくアクセスできるインクルーシブな学習空間を実現できる可能性が高まっている反面で、生命の実体と社会生活の中心が存在するフィジカル空間においても、個々人が社会的スキルを含む「生きる力」を身につけ、それらを基礎にして主体性や創造性を発揮することも重要である本ユニットは、デジタル技術を活用すると同時にフィジカル空間で協働構築される学習ネットワークの実態を把握しつつ、そのネットワークの構築・拡張に学術的および実践的に取り組む。 多様な学習ネットワークの結節点となる生涯学習プラットフォームの構築を促進させ、その中で学習者の主体性やシティズンシップを醸成し、コンヴィヴィアリティ(自立共生/共愉)を実現するための学習環境を生成していく。そのために、他機関(大学、高等学校、地方自治体等)とも連携しつつ、以下の2つの研究開発テーマに取り組む。 1)生涯学習プラットフォームの構築(社会文化的な側面から生涯学習システムの変革を目指す) 2)学習コンテンツおよび学習カリキュラムの開発・制作(社会教育の内容・方法・文化的環境の変革を目指す) |