概要 |
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本研究ユニットの基本的モチーフは、高齢社会において金融包摂を実現するための手法を信託制度の新しい活用可能性の中に見出そうとするものである。金融包摂とは、社会的な環境の故に公共的、社会的サービスの享受が制約されている人々を支援するために提唱されてきた社会包摂に倣い、金融面においてもすべての社会構成員に等しく金融サービスにアクセスさせるために提唱されているものである。 金融包摂に関しては、金融取引における高齢者保護、高齢者向け金融サービス、高齢者の金融リテラシー等が課題とされているが、本研究ユニットでは信託制度を媒介とした全世代型の金融ライフプランニングの構築を企図している。 |