概要 |
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気候変動ユニットでは、これまで環境省のプロジェクトとして温室効果ガス(GHG)観測技術衛星※が計測した大気中の二酸化炭素(CO2)カラム濃度を基礎として、モンゴルにおけるCO2排出量を推定する技術を開発してきた。 その成果を踏まえ、現在、以下の研究を実施している。 ①モンゴルのCO2排出量の推定精度の向上 ②GHG観測技術衛星の観測データを用いたモンゴルのメタン(CH4)推定排出量の予測評価の実用化 ③モンゴルで構築した手法の中央アジア5カ国等への展開(当該国のCO2排出量インベントリの作成支援、パリ協定で定められた長期目標の達成評価(Global Stocktake:GST)に資する研究開発等) ④外務省の日本―中央アジア外交樹立30周年記念事業への貢献(本プロジェクトは同事業にも認定されており、地域的な気候変動政策への貢献も目指している。) ※環境省は、気候変動に関する科学の発展及び各国の気候変動政策への貢献を継続的に果たすため、宇宙基本計画に基づき、CO2やCH4濃度等を計測するGHG観測技術衛星 GOSAT、GOSAT-2及びこれらの後継機となる GOSAT-GWの開発を行っている。 |