人文科学研究所6.二〇世紀後半のヨーロッパ文学

(表紙カバーより)
ルーヴル美術館の中庭に建つガラスのピラミッド(1989年)柳谷巌氏提供

1990年3月30日発行
中央大学人文科学研究所 編 中央大学出版部発行
本体価格3,800円(税別)
ISBN 4-8057-5304-8
(A5判478頁)

第一部 戦争が終わって??さまざまな出発  
  《廃墟に佇んで》  
    戦中・戦後のハインリヒ・ベル 船山 幸哉
    パウル・ツェランにおける現実の探索 戸口日出夫
  《変革への予感》  
    戦争とイギリス小説?ウォーを中心に 小野 素子
  《変革の開始》  
    「怒れる若者たち」?キングズリー・エイミス,その他 深澤  俊
第二部 可能性を求めて  
  《表現形式の実験》  
    サルトルの小説『嘔吐』『自由への道』 古本 耕三
    トム・ストッパード 竹中 昌宏
  《言語主義への傾斜》  
    言語にとって現実とは何か?ヌーヴォー・ロマンの場合 鈴木 重生
  《伝統と言語》  
    シェイマス・ヒーニーの方法 松村 賢一
第三部 変奏と転回  
  《批判的継承》  
    ジョン・ファウルズの虚構 深澤  俊
    マーガレット・ドラブルの『滝』をめぐって 佐野 雅彦
    歴史と歴史を超えるもの?八○年代のベル,グラス,ヴォルフ 平山 令二
  《内省の季節》  
    ル・クレジオの〈沈黙〉と物語 杉村 裕史
    N・ボルンあるいは「新主観派」の位置?政治の季節から「内向の世代」へ 北 彰
  《変革の諸相》  
    自伝の試み?サルトルの場合 水野 明路
    アウシュビッツとシャルル・ボヴァリーの狭間に?ジャン・アメリーの軌跡 入野田 眞右
    危機の弁証法?ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガーの場合 石黒 英男
第四部 新たな視角  
  《中心と周縁》  
    アイリス・マードックの『言葉の子供』 中川 敏
    ル・クレジオ 望月 芳郎
  《もう一つの立場》  
    口承文芸の現在から 飯豊 道男
    甦るメルヒェン?ミヒャエル・エンデの試み 田中 裕
    ヌーヴォー・ロマンからヌーヴォー・シネマヘ 鈴木 重生
  《表現形式への問い》  
    フォルムの批評と詩学 平岡  敦
    略年表