人文科学研究所4.イギリス・ルネサンスの諸相?演劇・文化・思想の展開

(表紙カバーより)
ピーテルブリューゲル≪農民の踊り≫(1568年頃),ウィーン市・美術史美術館蔵。絵の舞台であるネーデルラントとイングランド東部地城とは,当時盛んな往来があった。
1989年4月1日発行
中央大学人文科学研究所 編 中央大学出版部発行
本体価格4,078円(税別)
ISBN 4-8057-5302-1
(A5判514頁)
Ⅰ | 中世的伝統とシェイクスピア | |
1 | 『ヴェニスの商人』『尺には尺を』と贖罪論 | 青木 和夫 |
2 | ルネサンス・カオスと『リア王』?祝祭および演劇における交流の思想 | 小山 郁夫 |
3 | 民衆演劇の歴史ヴィジョン?「悪徳」的人物の〈司会・演出〉機能の展開 | 百瀬 泉 |
Ⅱ | 盛期ルネサンス文化の底流 | |
4 | ルネサンス英国の精神風土と音楽?その多面性と本源性への一考察 | 富永 道夫 |
5 | ウイリアム・ライトヘの旅?切支丹迫害と国教忌避者の秘められた絆 | 竹中 昌宏 |
6 | ヘンリー・ピーチャム『完全なるジェントルマン』 ?イギリス・ルネサンスにおけるコンダクト・ブックの一断面 |
三枝 幸雄 |
7 | 修辞的論証のパラドクス?フィリップ・シドニー『詩の弁護』小論 | 川口 紘明 |
Ⅲ | 後期ルネサンス思想の結実 | |
8 | メランコリー・人間・社会?ロバート・バートン『メランコリーの解剖』に関する覚書 | 上坪 正徳 |
9 | 「忘却によって認識はつくられる」?サー・トマス・ブラウン『一般的謬説』論 | 秋山 嘉 |
10 | ホッブズ思想の現代性?最「弱者」の思想 | 相楽 幸助 |