人文科学研究所27.喪失と覚醒 19世紀後半から20世紀への英文学

(表紙カバーより)
英国の週刊誌『パンチ』1900年新年号の挿し絵の一部。パンチ氏が19世紀の著名な人々に挨拶を送りながら新しい日の出を迎えている図。彼の足下には、ダイナマイト、ガス灯、カメラ、ミシン、タイプライター、クロロフォルム等の19世紀の輝かしい発明の数々が見える。

2001年3月31日発行
中央大学人文科学研究所 編 中央大学出版部発行
本体価格5,300円(税別)
ISBN 4-8057-5320-X
(A5判480頁)

まえがき  
第1部 ヴィクトリア朝と「闇」  
  「近代」イギリス詩人と文化論?M・アーノルドの場合 松本 啓
  『ダニエル・デロンダ』?二つの世界 塩谷 清人
  『ファレザの浜辺』について 野呂 正
  闇からの語り?「闇の奥」のアフリカ 山本 恭子
第2部 サヴォイ・オペラ  
  ヴィクトリア朝後期の演劇の中のギルバート 塚野 千晶
  ギルバートとサヴォイ・オペラと「リスペクタビリティ」 新井 潤美
  ハーディとサヴォイ・オペラ 深澤 俊
第3部 トマス・ハーディ  
  「アリシアの日記」における語りについて 永松 京子
  レクイエムとしての『貴婦人の群れ』?家系図に記されなかった男たち 小林 千春
  アーサー・ヒュー・クラフからハーディへ?主題の継承と類似 森松 健介
第4部 世紀の変り目から20世紀へ  
  『トーノ・バンゲイ』における専売薬とセクシュアリティ 糸多 郁子
  E・M・フォースター 深澤 俊
  科学の可能性と芸術のはざまで?オルダス・ハクスリーの思考背景を探る 戸嶋 真弓
  T・S・エリオットの詩劇における覚醒?『カクテル・パーティー』をめぐって 松本 啓
  モダニスト・ウルフは、モダンなのか? 深澤 俊
  『ブライズヘッド再び』再訪?イヴリン・ウォーの小説世界における逃走する男性像を追う 戸嶋 真弓
  「ただ間歇的に機能する」?Some Do Not... における「知識」と専門知識 アンガス・P・コリンズ
  "Intermittently functioning":Knowledge and Expertise in Some Do Not... Angus P.Collins