人文科学研究所19.ツェラーン研究の現在 詩集『息の転回』第1部注釈

(表紙カバーより)
1958年ないし59年のツェラーン。妻ジゼルの撮影による。パリ、ロンシャン通り78番地の自宅にて。
1998年3月31日発行
中央大学人文科学研究所 編 中央大学出版部発行
本体価格4,700円(税別)
ISBN 4-8057-5314-5
(A5判448頁)
まえがき | ||
序 | 詩集と注釈について | 北 彰 |
Ⅰ詩集について | ||
Ⅱ注釈のために | ||
Ⅲ注釈について | ||
第一章 | 注釈 | |
1 | あなたは遠盧せずにぽくを | 相原 勝 |
2 | 夢見られざるものに | 水上 藤悦 |
3 | 扉の隙間に置かれた | 鍛冶 哲郎 |
4 | 来るべきものの北方の川々のなかで | 富田 裕 |
5 | あなたの晩い顔の前に | 北 彰 |
6 | 憂欝の早瀬を抜け | 佐藤 俊一郎 |
7 | 数たち | 前田 良三 |
8 | おまえの手にある | 高橋 慎也 |
9 | 掘り削られた | 相原 勝 |
10 | 地に向けて歌われる帆柱を立て | 本江 邦夫 |
11 | こめかみ鉗子 | 水上 藤悦 |
12 | 霰のふるなか | 鍛冶 哲郎 |
13 | たたずむこと | 富田 裕 |
14 | 目覚めては | 北 彰 |
15 | あの追われる者たちと | 佐藤 俊一郎 |
16 | 糸の太陽たちが | 前田 良三 |
17 | 蛇の車に乗せて | 高橋 慎也 |
18 | 鏡肌の条線 | 本江 邦夫 |
19 | 言葉の堆積 | 相原 勝 |
20 | (おまえのことはわかっている) | 水上 藤悦 |
21 | おまえの言葉の光の風に | 鍛冶 哲郎 |
第二章 | 書簡紹介 | 訳:相原 勝・北 彰 |
第三章 | 論文・エッセイ・研究紹介 | |
1 | べーダ・アレマン「バウル・ツェラーンの新たな詩集『息の転回』によせて」 | 戸口 日出夫 |
2 | ハラルト・ヴァインリヒ「収縮」 | 戸口 日出夫 |
3 | ジェームズ・K・ライアン 「ユダヤ人、反ユダヤ主義、迫害妄想?ツェラーンの〈危機〉1960?62年」 |
戸口 日出夫 |
4 | ツェラーンは何を読んだか?ツェラーンの蔵書について | 水上 藤悦 |
第四章 | ツェラーン研究史 | 相原 勝 |
第五章 | ツェラーン年譜 | 相原 勝 |
あとがき | ||
索引 |