人文科学研究所14.演劇の「近代」 近代劇の成立と展開

(表紙カバーより)
ノルウェー・オスロ国立劇場とイプセンの立像
1996年3月30日発行
中央大学人文科学研究所 編 中央大学出版部発行
本体価格5,400円(税別)
ISBN 4-8057-5309-9
(A5判536頁)
序章 | 近代劇について | 岩淵 達治 |
第一章 | ノルウェー | |
イプセンに魅せられた若年作家たち?近代劇の基底としての性と死 | 毛利 三彌 | |
第二章 | ロシア | |
芸術のあらゆる規則に反して?チェーホフ「かもめ」とモスクワ芸術座 | 中本 信幸 | |
第三章 | フランス | |
反「近代劇」としての近代劇?フランス・メロドラマ覚書 | 相磯 佳正 | |
「エルナニの戦い」についての一考察 ―ロマン派のコメディ・フランセーズからの呪縛について |
風間 研 | |
第四章 | ドイツ | |
北方の「ドイツ人」?ドイツにおけるイプセンの受容 | 平山 令二 | |
ヴェーデキント『地霊』『パンドラの箱』の特異性?近代劇的特質と異化効果的要素 | 岡田 恒雄 | |
ドイツの文芸におけるナショナリズムの発端と終焉?特に演劇と映画を中心にして | 岩淵 達治 | |
第五章 | イギリス | |
ワイルド喜劇の近代性 | 小林 清衛 | |
イギリス近代劇の成立?イプセンとショー | 竹中 昌宏 | |
ジョン・ゴールズワージー?近代劇の意匠 | 小野 素子 | |
現代イギリス演劇の曙?エリオットにおける東洋との出会いをめぐって | 百瀬 泉 | |
第六章 | アメリカ | |
アメリカの近代劇?メロドラマからオニールまで | 長田 光展 | |
アメリカ近代演劇成立におけるクライド・フィッチの過渡的役割 | ジョン・M・ブロウカリング | |
アメリカ近代劇の先駆者ユージン・オニール ―初期から円熟期までの作品に見られるテーマと手法の考察 |
黒田 絵美子 | |
マックスウェル・アンダーソンの信仰と妥協 | 大塚 寿郎 | |
第七章 | 中国 | |
中国近代劇の萌芽?“文明戯”脚本の諸相 | 飯塚 容 | |
第八章 | 日本 | |
川上一座の新演劇 | 大笹 吉雄 | |
小山内薫の古典受容?古劇のアレンジメントについて | みなもとごろう |