人文科学研究所11.陽気な黙示録 オーストリア文化研究
1994年4月15日発行
中央大学人文科学研究所 編 中央大学出版部発行
本体価格5,700円(税別)
ISBN 4-8057-5306-4
(A5判596頁)
第一部 | オーストリアの心 | |
文化複合としての昔話 | 飯豊 道男 | |
オペラ座のネストロイ | 新井 裕 | |
第二部 | 世紀末の揺らぎ | |
ユーゲントシュティールの音楽?マーラーの場合? | 喜多尾 道冬 | |
世紀転換期ウィーン都市文学の盛衰 | 高橋 慎也 | |
エロスの遍歴-『輪舞』をめぐって- | 田尻 三千夫 | |
シュニッツラーの『ベルンハルディ教授』?性格喜劇としての観点から?? | 小泉 佐栄 | |
第三部 | 夢の変容 | |
ホフマンスタールと表現主義 | 松本 道介 | |
シュニッツラーと戦争?日記と作品『誘惑の喜劇』『池への道』をめぐって? | 棗田 光行 | |
「私」のいない光景?ホフマンスタール『むずかしい男』小論? | 佐藤 俊一郎 | |
ホフマンスタ?ルとリルケ?文学的世界の試み? | 戸口 日出夫 | |
夢の地形?ホフマンスタール,シュニッツラー,ムシルの作品から? | 赤司 英一郎 | |
第四部 | 迫りくる暗闇 | |
ムージルの〈可能性感覚〉の誕生 ?帝制末期のカカーニエンにおける不随意性と随意性について? |
早坂 七緒 | |
ウィーンのヘルマン・ブロッホ | 入野田 眞右 | |
ヨーゼフ・ロートの『ラデツキー行進曲』?そのハプスブルク像をめぐって? | 小林 正幸 | |
第五部 | 伝統への懐疑 | |
もうひとつのオーストリア文学?アウスレンダーのチェルノヴィッツ? | 北 彰 | |
パフォーマンスと懐疑?ウィーン・グループにおける〈伝統〉と〈革新〉について? | 前田 良三 | |
<犬のように>-トーマス・ベルンハルトの小説作法の一断面 | 初見 基 | |
「第九の国」の夢?ペーター・ハントケとスロベニア? | 平山 令二 |