人文科学研究所主催公開研究会開催のお知らせ（「南北アメリカの歴史・社会・文化」チーム）

報告者 ：　 Olga Khomenko氏

（国立キーウモヒラアカデミー大学ビジネススクール（ウクライナ）准教授）

テーマ　：　東アジアにおけるウクライナコミュニティとアメリカ合衆国でのウクライナ移民の活動―第二次世界大戦後のイワン・スヴィットの活動を中心に

要旨　　：ウクライナのディアスポラとしては、通常、欧米やオーストラリアのそれらが取り上げられる。しかし、ロシア帝国における1861年の農奴解放、1891年からのシベリア鉄道建設、1906年の農業改革、1917年のロシア革命などを通じて、多くのウクライナ人が極東ロシアや満州に移住し、集団意識や民族アイデンティティーを形成していった。このような過程で指導的役割を担った者の中に、「満州通信」(1932-1937)編集長イワン・スヴィットがいる。戦後、ハルビンから上海に移住していたスヴィットは、中国在住のウクライナ人の出国を助け、自身もアメリカ合衆国へ移住した。アメリカへの移民後、スヴィットは、アジアのウクライナ人や日ウ関係などについて多くの研究や記事を残し、ウクライナ移民史を世界史の中に位置付けた。こうした経緯について、私は、アメリカのイワン・スヴィットの資料館で研究し(2018年〜2019年)、2021年に書籍にまとめたので、本講演会では、彼のアメリカへの移動と活動を中心に紹介する。

無料

参加をご希望される方は、以下のフォームよりお申込みください。

参加申込フォーム

【参加申込締切】
対面参加申込　7月25日(月)12:00締切
オンライン参加申込　7月30日(土)当日まで受付

＊対面でのご参加をご希望される方は、7月25日（月）正午までに申し込みを完了させてください。準備の都合上、7月25日正午以降の対面での参加申し込みは受け付けません。（全国の感染拡大状況によっては、完全オンラインへの切り替えをメールにてお知らせする可能性があります。）研究会の会場（中央大学多摩キャンパス）の詳細については、7月25日正午までに対面参加を希望した方々にのみメールにてお知らせします。

＊オンラインでのご参加をご希望の方は、当日まで参加申し込みを受け付けます。

＊参加形態に関わらず、申し込み完了の時点でオンライン参加用のリンクが自動配信されます。ほかの人に共有、公開等をしないようにお願いいたします。

＊本研究会のHPに掲載の公開研究会のご案内もご参照ください。
中央大学人文科学研究所「南北アメリカの歴史・社会・文化」ホームページ

※URLを開く際、ブラウザはGoogle chromeをご使用ください。

【注意事項】
・スマホ、タブレットで参加にはZoomアプリのダウンロードが必要になります。
・レクチャー中の録音・録画はお控えください。

　主催：人文研チーム「南北アメリカの歴史・社会・文化」