Eventイベント
人文科学研究所
人文科学研究所主催公開研究会開催のお知らせ(「南北アメリカの歴史、社会、文化」チーム)
- 日程
- 2019年11月30日(土)14:00~17:30
- 場所
- 中央大学駿河台記念館570号室
- 日程
- 2019年11月30日(土)14:00~17:30
- 場所
- 中央大学駿河台記念館570号室
- 内容
講 師: 上 英明 氏 (神奈川大学外国語学部准教授)
テーマ: 「『外交と移民―冷戦下の米・キューバ関係』の執筆を振り返って」
要 旨:
『移民と外交―冷戦下の米・キューバ関係』の執筆について振り返り、米・キューバ関係の研究の動向とその歴史的変遷、世代の違いと政治的立場の意味、および執筆者個人が研究を進める上で苦しんだことや役に立ったことなどについて情報を共有し、現代において南北アメリカを舞台に研究することの楽しさとその意義、その困難の性格と苦しみの度合いについて考えてみたい。その上で、今後の研究の道筋を示し、外交と移民に関する新しいテーマについて議論する場をいただきたい。
講 師: 川口 悠子 氏 (法政大学理工学部准教授)
テーマ: 「占領下の広島からの輸出における米国日系コミュニティの役割」
要 旨:
第二次世界大戦の終結後まもない1948年初めから、広島県出身の一世を中心とする日系人が広島への救援活動をおこない、広島側からも復興支援を求める動きがあった。国境を越えたこのような交流は、広島市がとりわけ国外に向けて「平和都市ヒロシマ」というイメージを発信する要因の一つともなった。本報告ではこの交流の背景を考察することを目的に、1947年8月に民間貿易が再開された直後の広島からの輸出を取り上げ、米国の日系コミュニティが取引先として果たした役割を検討する。
- 企画実施名義
主催:人文研チーム「南北アメリカの歴史、社会、文化」