Eventイベント
人文科学研究所
【中止になりました】(2019.5.27更新)人文科学研究所主催公開研究会開催のお知らせ(「惑星的視点とアメリカ文学研究の可能性」チーム)
- 日程
- 2019年5月29日(水)15:10~16:50
- 場所
- 多摩キャンパス 3号館1階3115教室
- 日程
- 2019年5月29日(水)15:10~16:50
- 場所
- 多摩キャンパス 3号館1階3115教室
- 内容
※本公開研究会は、講師の都合により、急遽中止となりました(2019.5.27更新)
講 師: Sarah Abel 氏 (サラ・エイブル 氏)
<アイスランド大学 ポストドクトラル研究員 >
テーマ: 「祖先ルーツ判定DNA検査は人種主義的イデオロギーを反証できるか」要 旨: ここ20年の間に、祖先DNA判定検査に関する産業が世界的なレベルで成長してきたこと
で、DNA判定検査はさまざまな議論を呼び起こしている。「純粋」な人種があると信じ
る人種主義的イデオロギーに対抗するものであるとして歓迎されている一方で、アイ
デンティティに関する文化的/政治的なカテゴリーは具体的な遺伝的「本質」によって
裏付けられると示唆することで、こうしたカテゴリーの人種化につながるものである
として批判されている。DNA検査は人主義的イデオロギーを反証できるかという問題について以下の2点を論じ
ながら考察を深めたい。1.DNAデータがどのように解釈され、利用されるかという問題に関する科学的/倫理的
な基準を設定する上で、科学者と経済界がどのような役割を果たすか。2.特定の民族的また人種的カテゴリーの定義づけにおいて、祖先の概念や「血」の
概念に帰せられる歴史的/政治的な意義がそれぞれどのように異なっているか。
- 企画実施名義
主催:人文研チーム「惑星的視点とアメリカ文学研究の可能性」