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総合講座

 

【秋期受付中】『昭和天皇実録』は昭和史の謎を解いたか ―日米の新史料で解明する日米交渉・真珠湾攻撃の真実―

  • 対面式
  • 歴史
  • 総合講座

講座番号:10411

金曜日 13:30~15:00

場所
多摩Map
定員
25名

お申込受付中

[春期/【終了しました】全6回]
4/14、5/12、5/26、6/9、6/23、7/7
受講料:17,160
申込締切日:2023/07/06
[秋期/全6回]
9/8(中止)、9/22、10/6、10/20、11/10、11/24、12/1
受講料:17,160
申込締切日:2023/11/22

講義概要

 日米交渉の三大懸案となった、日独伊三国同盟、中国仏印からの撤兵、通商貿易の一般化について、さらに対米覚書通告の遅延、真珠湾攻撃の真実、などについて、極東国際軍事裁判(東京裁判)史料、戦後に公開された関係者の証言などを紹介しながら、新事実の発掘に挑戦します。
 今回の講座でも、「昭和天皇実録」の関係記事を紹介しますが、とくに「宗宮信次関係文書」(日本側弁護団資料)、アメリカ側の「ローズヴェルト大統領教書」、「ロバーツ報告書」(真珠湾事件調査報告書)、国務省報告書(日米開戦経緯)、などにもとづいて、新見解をお話します。

春期
第1、2 回 日独伊三国同盟と日ソ中立条約の締結について松岡洋右の自筆の新史料発見、外相秘書官加瀬俊一の会談記録を紹介します。
第3、4 回 近衛内閣期の日米交渉について、「近衛公手記」(東京裁判資料、昭和17年記録)から見えてくる新事実を解説します。
第5、6 回 東條内閣期の日米交渉、特に太平洋作戦準備、御前会議(1941年11月)などを踏まえて「東京裁判供述書」、「日米交渉経緯の部 昭和21年」などから見えてくる新事実を解説します。

秋期
第7、8 回 米国国務省「平和と戦争、米国外交政策」(1943 年1 月公表)、極東国際軍事裁判所「判決 太平洋戦争」から読み解く連合国側の対日戦争責任の追及視点を説明します。
第9,10 回 「米国議会連合委員会ノ真珠湾攻撃調査報告」、「ロバーツ報告」などのアメリカ側調査報告から見えてくる新事実を解説します。
第11,12 回 真珠湾攻撃と日米交渉打切通告とに関する裁判資料を紹介しながら、対米覚書通告の遅延問題を再検討します。

※毎回10分程度の質問時間を用意します。

対象 日本近代史、真珠湾攻撃の決断経緯に興味ある方、どなたでも参加できます。

日付 タイトル
春1回目 2023/04/14
春2回目 2023/05/12
春3回目 2023/05/26
春4回目 2023/06/09
春5回目 2023/06/23
春6回目 2023/07/07
秋1回目 2023/09/22
秋2回目 2023/10/06
秋3回目 2023/10/20
秋4回目 2023/11/10
秋5回目 2023/11/24
秋6回目 2023/12/01

日程

金曜日13:30~15:00

  • 春期【終了しました】全6回 :4/14、5/12、5/26、6/9、6/23、7/7
  • 秋期全6回 :9/8(中止)、9/22、10/6、10/20、11/10、11/24、12/1
テキスト ※参考図書 講座の中で適宜関係文献を紹介します。
持ち物 レジュメを配布します。
佐藤 元英

講師

元中央大学文学部教授
元中央大学政策文化総合研究所長

佐藤 元英(さとう もとえい)

中央大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。
1977 年外務省外交史料館勤務、1991年宮内庁出向昭和天皇実録主任研究官、1995年駒澤大学文学部教授、2004 年中央大学教授。
著書に『近代日本の外交と軍事』(吉田茂賞)、『外務官僚たちの太平洋戦争』(NHK ブックス)など。

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ご受講に際しての注意事項

  • ※この講座は対面での実施が難しくなった場合、「Zoom」を使ったオンライン講座に切り替えることがあります。(切り替える場合には、事前にクレセント・アカデミーからご連絡をし、受講されるかどうかの確認をさせていただきます)