キャリアサポート

齊藤さん(電気電子情報通信工学科・男)

齊藤さん(電気電子情報通信工学科・男)

進路先:電子部品メーカー

思考と行動 発現した主要コンピテンシー
私は進路について大学1年のときから考え始めていた。 創造力(特に推論する力
電気系の学科に入学したのは父親の仕事の影響だったが、大学の数式ばかりの授業にあまり興味が持てず、自分が本当に取り組みたいことは何なのかを考えていた。 問題解決力(特に検証
2年になり大学で本気でおもしろいと思える授業に出会った。それは「スポーツプログラミング」という授業で先生は実際のスポーツビジネスで活躍された方で「スポーツの商業化」、「スポーツマーケティング」、「日米スポーツの違い」など先生の体験談を交えながら講義していただき、毎回スケールの大きな話に感動していたのを覚えている。 創造力(特に感動する力
この授業ですっかりスポーツビジネスに興味をもった私は将来その分野で活躍してみたいと思ったが、先生は「あなたは電気学科に入ったのだから、そちらと縁があるのです」というようなことを言われ、内心「そうかな?」と思いながらも三年次へ進むことに決めた。 コミュニケーション力(特に傾聴力
大学の授業だけでは物足りなかったので、3年次からはまちづくり関係のNPOで活動したり、長期休みを利用して北海道や九州へ一人旅をしたり、自衛隊へ体験入隊してみたり、とりあえず興味のあることを経験した。 創造力(特に探求する意欲
その結果、大学と少し距離を置くことで自分の専攻内容の価値を再発見することもあった。 創造力(特に感動する力
私の場合、大学で学んでいることをさらに深く追求するというよりは、それが実社会でどのように利用されているのか、どういう製品を作り、取引をし、人を動かし、お金を動かしていくのかということにより興味があったため、大学院への進学は考えなかった。 問題解決力(特に課題分析
ものづくりに興味があったので就職活動中はメーカーを中心に企業を探した。メーカー以外の分野で仕事に就くことも何度か考えたが、最終的に「大学での専門を活かしたい」「手に職をつけたい」「ものづくりで社会に貢献したい」という思いがあることに気づき、メーカーに絞って活動を続けた。 問題解決力(特に論理的思考
実際に活動したのは1~4月の4ヶ月だったが、決まるまでは暗いトンネルを歩いているようだった。 自己実現力(特にストレスコントロール
生活の基盤である仕事を得られないかもしれないという不安があると人はこんなにも弱くなるのだということがわかり、これも良い勉強になった。 問題解決力(特に検証
今回就職が決まったのは自力ゼロ%、他力100%(活動中に関わったすべての人、目に見えない力など)だと思っている。 組織的行動能力(特にバランス力
本当に周りに助けられたという思いがある。これから就職活動を始める方は、活動中に出会うすべての人とのコミュニケーションを大切にしてほしい。 組織的行動能力(特に役割認識
どんなところで縁ができるかわからないからだ。 組織的行動能力(特にバランス力
長いトンネルの時期もあると思うが、それは自分にいちばん合う会社と出会うまでの時間と思ってマイペースで活動を続けてほしい。 自己実現力(特にストレスコントロール
大学のキャリアセンターの活用もオススメする。 知識獲得力(特に情報収集力
一人で悩んでいるよりは誰かに話した方がラクになるし、やる気も湧いてくるからだ。 自己実現力(特に達成志向
私は4月から社会人1年生となるが、中大理工での4年間の学びを活かし社会に良い影響を与え、技術立国として日本を発展させる力になりたいと思う。 組織的行動能力(特に率先力

2011年6月1日発行「草のみどり」第246号9頁CREWリポート(中央大学父母連絡会発行)掲載

卒業研究発表会で(左)