学生相談室

学生の皆さんへ【2022学生相談室からのメッセージ Vol.7】

2023年03月09日

学生の皆さんへ

  

コロナ禍になり3年が経ちました。1年目のキャンパスではほとんど人とすれ違わず、閑散としてもの寂しさを感じていましたが、2年目に入るとキャンパス内ですれ違う人も徐々に増えてきて、3年が経った今、本来のキャンパスの雰囲気が戻ってきたなという嬉しさを感じます。

 

そのように活気が戻ってきた多摩キャンパスではありますが、法学部は4月から茗荷谷にキャンパスが移ります。

コロナ禍の制約がある学生生活の中、ようやく多摩キャンパスで大学の仲間たちと楽しく過ごせるようになってきたのに、茗荷谷に行かなければいけないのか…と感じている人もいるのではないでしょうか。同じ都内ではありますが、すぐには移動できない距離のため、これまでのように気軽に他学部の人と交流が持てなくなります。また、通学経路が変わったことで、これまでよりも混んだ電車に乗ることになったり、距離が遠くなって時間がかかってしまったり、一人暮らしの人は引っ越しをしたりなど、単純にキャンパスの移動だけでは済まない変化を求められている人もいることでしょう。

環境の変化によって人はストレスを溜めやすくなります。ストレスを溜めすぎると、疲労感、食欲不振、よく眠れないなどの身体的な症状や、気持ちの落ち込み、思考力や決断力の低下、何事もやる気が出ない、何をしていても楽しめない、強い不安や焦燥感が出てくる、無性に怒りっぽくなるなどの精神的な症状が出やすくなります。もしこれらの症状が出てきたら、早めに休息を取ったり、気の置けない人と話をしたりして、少しでもストレスを軽減するようにしてください。

新しい環境にすぐに適応できる人もいれば、時間がかかる人もいます。周りの人がすぐに適応できているように見えても、焦らずに自分のペースで新しい環境に慣れるようにしてください。

もちろん新しいキャンパスでの生活を楽しみに感じている人も多いと思います。みなさんが充実した学生生活を送れるよう、応援しています。

 

茗荷谷キャンパスにも学生相談室があります。大学生活の中で困ったり、心配だったり、話を聴いてほしいことが出てきたりしたら、気軽にお立ち寄りください。

                           学生相談室(多摩キャンパス) 

                            心理カウンセラー 廣川 あすか