学生相談室

学生の皆さんへ【2022学生相談室からのメッセージ Vol.3】

2022年07月12日

学生の皆さんへ

 

みなさん、こんにちは。

コロナウイルスによる長期の自粛期間も終わり元の生活に少しずつ戻ってきているところでしょうか。多摩キャンパスでも和気藹々としている学生さんをたくさん見かけるようになり、元はこうだったのかとコロナ前のことを思い返している次第です。

コロナウイルス拡大防止の関係でテレワークや、学生さんではリモートでの授業が増え、対面する場面が一時的に減っていましたが、徐々に元の生活に戻ることで戸惑いもあるように感じています。マスクなしの生活もなんとなくソワソワして落ち着きませんよね。普通の生活に戻ることで不都合を感じてしまうこともあるのではないでしょうか?

近年、「適応障害」という言葉をよく聞くようになりました。なにかしらの状況や場面、要はストレスに反応して、症状がでる状態です。気持ちが落ち込む、趣味が楽しめなくなる、食欲がなくなる、眠れないといった症状が多く見られます。新年度や新生活が始まった時期~夏場まで特にこういったことで調子を崩す方が多く感じます。

治療法は休養や環境調整と言われていて、原因が明らかな場合はその原因から離れること、その原因を最小化することが大事になってきます。近年、芸能人の方でも「休養する」ケースがよく見られるようになり、やはり休養が1番の治療法にもなります。

みなさん、コロナウイルスの自粛期間から元の生活に戻る過程で、逆に適応できずに、生活しづらくなってしまう方もいるかもしれません。
そんな時は一旦休んで自分の好きなことをして、リフレッシュすることが大事です。
それでも落ち込むことが多い、眠れないといったことがあれば学生相談室で相談してみてもいいかもしれません。

話してスッキリ!と言うだけでも一歩前進になると思います。

                       

学生相談室 精神科医 小松 希未子