学生相談室新着ニュース

2021年08月01日

学生の皆さんへ【2021学生相談室からのメッセージ Vol.3】

 

学生の皆さんへ

 

 みなさん、こんにちは。2021年度の春学期も残すところわずかとなります。

 昨年度からの新型コロナウイルスの発生により、日本を含めた世界中の状況が一変してしまいました。ワクチン接種による希望の光が見えてきたとはいえ、いまだ首都圏の感染者数は多く、予断を許さない状況が続いております。多くのみなさんが、今後の学生生活に対する不安や生活の不便さを感じていることだと思います。

 私は商学部では主に「経営情報論」や「会計システム」の講義を担当しております。また、本年度は学生相談室の委員も担当しております。今回は、学生相談員としてみなさんに対して何らかのメッセージを伝える役割をお引き受けさせて頂きました。すでにご案内のように、他の学生相談員によってコロナ禍における貴重なアドバイスが何回かにわたってこれまで発信されてきましたので、今回はコロナ禍というテーマに限定した話題からやや離れてしまいますが、みなさんに私の大好きな本を拠り所にしつつお話をさせて頂きたいと思います。もしもお時間が許せば、アフターコロナ禍のあるべき学生生活や今後の理想の人生を見据えて、コーヒーでも飲みながら読んでいただければと思います。

 その本は、アメリカ最大の広告代理店であるトンプソン社の常任最高顧問やアメリカ広告代理店業界の会長を歴任されたジェームス・W・ヤングさんの『アイデアの作り方』という本です。「60分で読めるけれど一生あなたを離さない本」というキャッチ―なコピーが書かされた本の「帯」についても、なかなか魅力的なものとしてみなさんの目に留まるかと思います。その内容とは、「人はどのようにしてアイデアを手に入れることができるのか」です。『アイデアの作り方』を読み終えることによって、今は亡きスティーブジョブスさんのような特別なセンスある人だけでなくても、誰であっても価値あるアイデアを作り出す方法を理解できる、仮に十分には体得できなくても前向きな気持ちにさせてくれることをお約束します。

 なお、もしもこの本を読まれる際には、本の後半部分の竹内均さんによる講評についてもぜひともお読みください。この講評の中で竹内さんは、理想の人生とは、次の三点を踏まえた生き方であると述べられています。つまり、「まず、好きなことをすること」、「次に、それで食べていくことができること」、「加えて、それがいささかでも他人のためになること」が叶う生き方が、理想の人生であると述べられています。

 皆さんにおかれましては、一つ目の「好きなことをすること」、かっこよくいえば,夢や志と言っても良いかと思いますが、何が好きなのかについてぜひ考えてみてください。もちろん、考えてばかりでは何も始まりませんので、ある程度考えたら、できることからどんどん行動していくという姿勢で臨んでもらいたいです。実際に行動することで、お笑い芸人のティモンディ高岸さんが言われるように「やればできる」というプラスの経験を経験できるかと思います。これが「はずみ車」になって、好きなことにチャレンジングしようとする前向きな気持ちが出てくればしめたものです。また、たとえ、行動が一時的に失敗に終わっても、その経験が他に人に対する寛容性を高めたり、自分を見つめ直したりするきっかけとなることから、みなさんを次のステージに進めてくれることだと思います。

 

学生相談員 商学部教授 堀内 恵