学生相談室
学生の皆さんへ【2021学生相談室からのメッセージ Vol.2】
2021年06月01日
学生の皆さんへ
今年は、緊急事態宣言ばかり続きますね。
慣れては来たものの、長期間友人たちとも会えず、行ける場所も限られるのは、不自由で窮屈な感じがします。みなさんはどうでしょうか?
友達と会話する手段はあるけれども、何か前よりハードルが上がってしまい、たわいもない会話がしにくく、孤独を感じている人もいるでしょう。でも、勇気を出して連絡すれば意外と相手も望んでいることかもしれません。ムダ話会を作るのもいいですね。
逆に、元々インドア派で、特に問題なく一人おうち時間を楽しんでいる人もいるようです。
どんな環境と相性がいいかは人によってそれぞれ違うので、良い悪いはありません。自分に合う過ごし方を見つけていくのが一番だと思います。
今回のコロナのような、私たち個人で直接的解決ができないストレス状況が続く場合、疲弊していく心身が深刻な状況にならないように適宜ケアし、整えていく必要があります。よく3Rといわれる観点を参考に、自分に合う方法を複数組み合わせて、バランスよくストレス対処してみましょう。
・rest(きちんと休む)
睡眠時間を確保する、眠りやすい環境を整える、こまめに休憩を取る、活動と休憩のオンオフをはっきりする、昼寝をする(15分以内)
・relaxation(緊張状態を緩める)
湯船にゆっくり浸かる、蒸しタオル(目)、足湯、湯たんぽ(おなか)、ハーブティ、アロマ、マッサージ、ストレッチ、ヨガ、腹式呼吸、筋弛緩法、自律訓練法
・recreation(楽しみを感じる)
お笑い、ドラマ、漫画、映画、ゲーム、おしゃべり、SNS、好物/珍しいものを食べる、作品作り(絵・プラモデル・陶芸など)、運動(ジョギング、筋トレ、ダンスなど)、散歩やちょっとした遠出
それでもうまく対処できない場合、他にも心配なことがあったり、心身の不調が続いている場合、また、そんなに大げさなことでなくても、誰かとゆっくりお話をしたいなと感じた時でも、ぜひ相談室を利用してください。
誰かに助けを求めることは決して弱いことではありません。必要な時に必要な支援を受けられるように自らの意思を示したり、行動できるということは、健やかに生きていくために全ての人にとって必要なことです。
2021年5月23日
学生相談室 カウンセラー 野島 美穂