学生相談室新着ニュース

2020年10月19日

学生の皆さんへ【学生相談室からのメッセージ Vol.6】

学生のみなさんへ

 

 

 後期の講義もオンラインでの実施が中心となりました。一部、対面で実施する通常の形態に戻しつつあるものの、まだ、元通りの生活に戻ったとはいえない状況が続いています。キャンパスは閑散としており、本来、若い皆さんのエネルギーに満ちあふれているはずの場が、異次元の世界に来てしまったように静まり返っています。

 

 1年生はとくに、せっかく大学に入学したものの大学生らしい生活を送ることもできず、悩んでいる人も多いでしょう。オンラインの講義では、先生とやりとりすることはできても、友達と切磋琢磨しつつ学ぶ感覚が希薄なのではないでしょうか。サークル活動など勉学以外の活動もほぼ止まってしまっています。客観的にみて、大学の責務として授業だけはなんとか提供できているという状況です。学生の皆さんも悩んでいますが、教員も、この状況下で教育を止めないようにしようと必死で頑張っています。

 

 しかし、大学とは、勉強だけする場所でしょうか?そうではないでしょう。もちろん大学生の本分は勉学に勤しむことです。しかし、それ以外にどのような活動をするのか、これも重要な大学生活といえるでしょう。大学生活を通じて得た友人関係は、一生の友だちとして続くことが多いし、大学生の多感な時代に受けた様々な刺激が、その後の人生に大きな影響を与えます(私もそうでした)。そのような、一見、無駄とも思える時間がこのコロナ禍で毀損されている点は由々しき事態かもしれません。

 

 8月の頭に、東京大学の教養学部長から発信された「課外活動の再開にあたっての注意」と題する文章にとても印象的な文章が記載されていたので一部を引用して紹介します。

 

課外活動をコロナ禍の中で安定して実施できている大学など、世界のどこを探してもないと思います。そのような世界の先端を開拓する覚悟で、課外活動を行って頂きたいと思います。私たちは、新型コロナウイルスが打撃を加えている「人と人との交流・リアルなネットワークの形成」を、なんとしても守っていかなければなりません。

 

 具体的にどうしろという内容はありません。それはとても難しい課題です。しかし、その難しい課題に立ち向かっていかなければならないでしょう。

 

 大学祭は、感染拡大の温床となりそうな密集かつ大規模なイベントの代表的なものといえそうです。早々と中止を決めた大学もありました。しかし、本学においては、白門祭、理工白門祭、iTL大学祭と、3つのキャンパスで実施するはずだった大学祭をいずれもオンラインで実施すべく、皆さんが努力していると聞いています。生活の全てをオンライン化することが必ずしも適切なニューノーマルとは思いませんが、考えられる選択肢のなかでできるだけのことにチャレンジしていこうというその姿勢を大切にしてほしいところです。

 

 皆さんの新たなチャレンジを、我々教職員は一丸となって応援します。そして、新たなチャレンジに失敗はつきものです。壁にぶち当たって悩むこともあるでしょう。もし困ったことが起こったら、一人で抱え込まずに学生相談室に連絡してくださいね。

 

 

2020年10月19日

学生相談員 国際情報学部教授 飯尾 淳