学生相談室新着ニュース
2020年05月29日
学生の皆さんへ【学生相談室からのメッセージ Vol.2】
学生の皆さんへ
コロナ感染症の蔓延や防止対策によって、皆さんの生活も大きく変化することを余儀なくされているかと思います。このような状況の中では、ストレスがかかるのは当然なことですし、普段は考えないことやしない行動をしてしまうことがあるかと思います。例えば、以下のようなことが起こるかもしれません。
・時間があるのに勉強に集中できない。
・うまく時間を使えないことで自分を責める、あるいは自信を無くす。
・このまま卒業できないんじゃないかと悩む。
・やめようと思っても繰り返し不安なことを考えてしまう。
・ちょっとしたことでも、あるいは原因がないのに、イライラしやすい。
・ちょっとした体調不良でもコロナに感染したのではないか、あるいは死に至るのではないかという不安を頻繁に感じる。
・過度に感染を気にして、何度も手を洗わないと気が済まなかったり、部屋を何度も消毒しないと気が済まなかったりする。
・大学が再開しても人とうまくやっていけない、話せないのではと不安に感じる。
・これまで感じたことがない、あるいはあまり感じたことがない孤独感を感じる。
これらは一例ですが、ストレス時や長い間一人で過ごしたときには普段とは違った考え方や行動、態度が出てきて、自分は変わってしまったんじゃないかと不安になる方もいらっしゃるかもしれません。こういったことは、基本的に以前のような生活に戻ると自然に改善されることが多いと言われています。ただ、今の状況ですと、以前の生活に戻るにはもう少し時間がかかるとも言われています。
先のようなことが起こった際には、どのようにすればよいでしょうか。一つには、家の中での気分転換をしていくことが有効とされています。読書や運動、映画を見る、料理をするなど。この機会に新しい趣味を探すというのも一つかもしれません。また特に有効なのが、人と話すことと言われています。他愛もないことでも人と会話することで、自分を取り戻すこともよくあります。お友達やご家族と短時間でも連絡を取り合うのはとても良いと思います。
学生相談室は、現在、電話でのカウンセリングを行っております。深刻な悩みでもないので、学生相談室に相談するほどでもないと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、深刻な悩みでなくても、最近あまり人と話していないなと感じ、多少なりとも不安に感じることがあれば、人と話す一つの機会と思って、一度お電話されてみてはいかがでしょうか。
2020年5月29日
学生相談室 心理カウンセラー 橋本貴裕