「中大スポーツ」新聞部ニュース

2014年05月16日

重量挙部 全日本学生ウエイトリフティング選手権大会

結果は良し、記録は悪し
5月9~11日
大阪・羽曳野コロセアム

 学生個人では一番規模の大きなこの大会で、初日に行われた56kg級の権田達也(法3)が優勝、続く62kgの吉田明紘(経4)も3位入賞。さらに77kg級では笠井が3位に食い込むなど、まずまずの結果を残した。しかしその一方、94kg級の大井雅浩主将(商4)が記録なしに終わるなどベストが出せない選手が多かった大会でもあった。

 

 競技全体で最初に行われた56kg級では権田が幸先の良いスタートを切る。スナッチは「コンスタントに成功できる重量から」始め、1回目に95kgを成功させた。しかし、2・3回目は失敗に終わり、1位と5kg差、3位と1kg差のこの部門2位に付ける。一方で「冒険した」クリーン&ジャーク(以下ジャーク)では2回目に122kgを挙げ、トータル217kgで試技を終えた。すると、後に試技を行ったスナッチ1位の選手がジャークでは記録なしに終わり、権田の優勝が決まった。しかし権田は「優勝は本当に運がよかっただけ。今年の記録は去年を下回っている」と悔しさをにじませた。
 
 56kg級に続いて行われた62kg級では吉田が個人インカレのラストイヤーを良い結果で飾った。スナッチでは107kgを2回目に成功させ3位に付ける。ジャークでは連続失敗するが、後がない3回目で125kgを挙げてみせトータル232kgで3位に入賞。しかし「自己ベストが更新できなくて残念。練習不足だった」と権田同様悔しさの残る大会となった。

 77kg級では笠井武広(商3)が存在感を放った。本来は69kg級の選手だが、「2週間後の全日本選手権に向けてピークを持っていく」ため、減量をせずに1つ上の階級に挑んだ。スナッチでは69kg級ジュニア日本新記録保持者の貫録を発揮し、132kgで見事1位に輝き「上の階級でも勝てる」と手ごたえをつかんだ。しかしジャークでは大事を取り、150kgを挙げてから試技を棄権した。「調整なしでのこの結果には満足している。全日本では最低2位には入りたい」と先を見据え、目標を高く持った。

 94kg級には大井雅浩主将(商4)が出場。スナッチでは2位に付けたが、腰のけがによる調整不足でジャークは無念の記録なしに終わってしまう。しかし、「課題もたくさん見つかったが、3週間の調整でここまで持ってこられたことは上出来。それに苦手だったジャークで練習の成果が出てよかった」と前向きにとらえている。

 「自分も含め全体的にコンディションが悪かった」(大井主将)今大会、満足な結果を出せた選手はおそらくいなかった。リベンジの意味も込めて、7月に行われる東日本大学対抗戦では納得のいくパフォーマンスを見せ、上位に食い込むことが必要だ。


◆大会結果(入賞者のみ)
56kg級①権田
62kg級③吉田
77kg級③笠井


記事、写真:「中大スポーツ」新聞部