卓球部ニュース

2017年09月19日

卓球部・秋季関東学生卓球リーグ戦対明大

9月17日 所沢市民体育館

王者の力に圧倒される その中で見せた4年生ダブルスの意地

 

 全勝の明大対一敗の中大の優勝決定戦。春と同じ伊丹雄飛(法1)対森薗の対戦からスタートしたが、王者・明大の気迫をまえに前半戦シングルスで3人ともストレートで敗れた。ダブルスは、日大戦以来の定松祐輔主将(文4)・宮本幸典(文4)組がフルセットの末に森薗・渡辺組に勝利。しかし、今季負けなしだった一ノ瀬も相手の勢いに飲み込まれた。4-1で明大が全勝優勝。中大は2敗となり、並んだ専大との直接対決に負けていたため3位で終えた。

 

▲龍崎に追い込まれ苦しむ定松主将

 

 明大の気迫は凄まじかった。専大に1-3から逆転で勝ち、続く早大に勢いそのまま4-1で圧倒。今日も勢いそのままに、王者の貫禄を見せつける圧倒的な強さだった。

 

 トップの伊丹。春は森薗のチキータを封じる戦術がはまり、3-2で勝利したがこの日は森薗の強さを見せつけられた。「レシーブで自分から得点できなかった」とゲームの主導権を完全に握られ、第1ゲームは2-11その後も打開することは出来ず、ストレートで敗れてしまう。続く2番手は同じく1年生の弓取眞貴(文1)。同学年の遠藤との一戦は「高校時代に一回負けていた相手でいいイメージは持ってなかったけど切り替えて臨んだ」(弓取)。しかし、打ち合いでなかなか得点を奪えず、ミスも増えていき0-3で落とす。

 

 0-2となり、今日の試合勝てば特別賞の定松主将に流れを止めてほしいところ。相手は1年生ながら、森薗に次ぐエース格でもある龍崎。優勝と個人賞が懸かっている負けられない試合だったが「相手が強かった」とこの試合も3-0で負ける。前半戦一人もセットを奪えず、相手の圧力に圧倒された。  

 

 まさかの3敗でダブルスを迎えた。定松主将・宮本組は開幕2戦で敗れるなど、今季不調で途中からダブルスは伊丹・弓取組が任された。しかし、まだ経験も浅く1年生ペアは1勝しかできなかった。「優勝が懸かっている試合、勝つことを考えれば4年生でいくしかない」(白神監督)。4年生にとって今日でリーグ戦は最後の試合。そして負ければ終わりのこの状況。「シングル0-3で負けて、このまま終わるわけにはいかない」(定松主将)。「負けたら終わりなので、勝って次につなぐことだけを考えて、気持ちで戦った」(宮本)。何度もチームに勝ち星をつけてきた定松主将・宮本組が気迫を見せつける。

 

 4戦目のダブルス。1セット目は9-11で落とす。続く2、3セットはレシーブも上手く決まり、連続得点が続き流れを作る。2-1とリードするも4セット目を落とし迎えた勝負の最終セット。いきなり4連続ポイントを奪い、勢いをつける。しかし、相手のタイムアウト後。相手のサーブが上手く入り、逆に4-4の同点まで追いつかれる。その後6連続ポイントでこの試合のマッチポイント。8-10まで詰め寄られるが何とか逃げ切り、この日の1勝を手にした。昨年の関東学生ダブルスを優勝し、リーグ戦はこのペアがダブルスの軸として戦い続けた。関東では戦術などが知られている中で勝つ難しさを味わい苦しむこともあった。しかし、それでも最後に明大の最強コンビ、森薗・渡辺組を倒し今季ダブルスとして3戦目で初めて勝利し本来の姿を見せてくれた。

 

▲気迫で勝ったダブルス

 

 1勝を挙げ、踏みとどまっての5戦目には一ノ瀬拓巳(法2)。今季は、筑波大、日大戦でエースを破るなどの活躍をみせ、6勝負けなし。大逆転に向け期待が懸かった。第1セットから最後まで各セット接戦だった。しかし、後半での大事なポイントをものにできなかった。1-2で第4セット。7-10。最後のポイントが決まった瞬間、試合の終わりを告げた。「去年の秋も6勝で来て最終日負けた。チームが勝てば優勝の大一番で負けて悔しいし、チームとしても悔しさが残る」(一ノ瀬)。1セットは取り返したが、続く4年生宮本につなげることは出来なかった。しかし、昨年秋に次ぐ優秀選手賞を受賞。「(来年からは)1、2年生が多いチーム。自分がプレーでも私生活からも引っ張っていきたい」と6勝よりもこの1敗を糧に次ぎにつなげたい。

 

▲最後の一ノ瀬も相手に押された

 

 惜しくも春と同じ3位に終わった秋リーグ。優勝には届かなかったが、選手が変われど5勝をリーグで挙げたのは3年ぶり。着実に階段をのぼっているはずだ。それでもまだまだ、課題はある。「今日のような技術がある選手とやって分かったのが、1年生の技術力がまだまだ。2年生はよくなっているので後は上級生になる3年生の奮起。シンプルに技術を一から見直してもう一回初心に戻って春までに何とか形を作りたい」と白神監督。次のチームの強化はもう始まっている。

 

 そして、4年生はこれで大学リーグ戦は終わり。「1、2年生の時から使ってもらって感謝している。このチームで戦って幸せだった」(定松主将)。「中大に入ってよかった、強くなれた4年間だった」(宮本)。また、今季は本人の都合上練習が上手く出来ず、試合に出れなかった坂野申悟(法4)は「(ベンチから)1,2年生の活躍を安心してみてられた。次は絶対倒してほしい」と後輩にエールを送った。最後の最後に優勝決定戦を味わった4年生。思いは全員同じで「この経験を生かしてほしい」。一ノ瀬、伊丹、弓取は早くもこの大きな試合で出場し経験を積むことが出来た。軸となっていく3人には来年以降より勝利が求められる。勝ち取れなかった、優勝に向け成長した新生中大卓球部の活躍に期待したい。

 

●中大1ー4明大○

▼詳細結果

●伊丹0ー3森薗○

●弓取0ー3遠藤○

●定松主将0ー3龍崎○

○定松・宮本組3ー2森薗・渡辺組●

●一ノ瀬1ー3渡辺○

 

▼大会結果

①明大(7勝)

②専大(5勝2敗)

❸中大(5勝2敗)

 

◆個人賞受賞者

優秀選手賞 一ノ瀬

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部