硬式庭球部ニュース

2016年09月29日

硬式庭球部・関東大学テニスリーグ1部2部入替戦 対専大

9月24、25日 中大多摩キャンパステニスコート

1部残留で4年生引退 一般入部から主将「西條に感謝」

 1部5位で10年連続の入替戦に臨んだ中大が、2部2位校の専大に8-1で完勝した。3組いずれも4年生が一人ずつ入ったダブルスでは2勝1敗。6人全て下級生が出場したシングルスは全てストレート勝ちを収めた。4年生はこの試合を持って引退。今季リーグの主力を担った下級生に、悲願の王座出場を託す。

▲試合後の集合写真。前列中央が西條主将

 第2ダブルスの古田海人(商4)・望月勇希(法1)組は2-0でチームに初勝利をもたらした。リーグ開幕直前に初めて組み「入替戦直前に自分たちのスタイルが分かってきた」と語るのは4年生の古田。苦悩の1、4年生ペアが、リーグ5戦を含めて初勝利を挙げた。  「先輩に勝利してもらえたので、僕の仕事は果たせた」(望月)。8月のインカレで準優勝を収めたシングルスもさることながら、今村昌倫(清風高)とのペアで世界スーパージュニアテニス準優勝に輝いたダブルスでも高い能力を誇る望月。「実際、僕より絶対望月の方が上手い。『どうしても勝たせてあげたい』と毎回言われてきた。本当に、最後の最後で勝てて良かった」(古田)。古田の学生大会最終戦に、スーパールーキーが花を持たせた。

▲第2ダブルスの古田(左)・望月組。試合後の握手、望月に「やっと勝たせてあげられました、みたいなことを言われました」(古田)

 第3ダブルスでは西條一真主将(商4)・宇佐美晧一(経2)はファイナルセットの末、6-4、6-7、2-6で敗戦。西條主将は2年ぶりのリーグ出場。「自分のやりたいようにやる」と試合に臨んだが及ばなかった。

 シングルスは全勝、チームの勝利を決める5勝目を挙げた宇佐美は「僕で決められたのはうれしい」とはにかんだ。初めて単複で起用されるなどスタッフの期待も高い。昨年12月に行われたスポンサーであるニューバランス社の企画では、「1日特別コーチ」として指導を仰いだミロシュ・ラオニッチ(カナダ)にサーブを「Perfect!」と絶賛された。宇佐美は「今年2、3年生主体でこれだけやれたので、来年はもっとできるかもしれない。それをモチベーションにまた1年頑張りたい」と語った。

▲2年ぶりのリーグ出場となった西條主将(手前)、奥が宇佐美

 現4年生世代は入学時からたったの4人。高校時代に大きな実績を収めた選手もいない。古田は「先輩には『テニスもできない、仕事もできない』と言われ続けた」と当時を語る。受けた罰則も「過去最多」。そんな代を松浦優太(法4)は「西條以外がだらしない代」と言う。

 西條主将は4人の中でただ一人、指定校推薦で入学した。徳島県立城南高3年次は団体、個人でインターハイに出場したが共に初戦敗退。高校時代に中大硬式庭球部の練習会に参加した際「選手主体の自主性を尊重した練習」に惹かれ、一般入部で中大硬式庭球部の門をたたいた。  2年次から古田とのダブルスで頭角を現し、その年度の関東学生新進テニス選手権でベスト8。しかし3年次のリーグでは不調と病気が重なりリーグ未出場。個人戦でも結果を残せず、下級生の台頭に押されテニスではチームに貢献できない日々が続いた。

それでも同期は皆、西條に感謝する。「一般生で主将をやってくれて、本当にありがたかった」(林聖哉・経4)。主将を務めた新チーム以降は、試合に絡まない時間が増えながらもチームを仕切った。「辛いポジションだったと思うけど、僕らの前では嫌がらずにやってくれた」(松浦)。「陰で凄く怒られてたと思う。あいつがいなかったら同期みんな辞めてたくらい」(古田)。

 4年間を振り返り、西條主将が語る。「主将をやらせてもらったことが一番大きかった。人として成長できたのは先輩、後輩、同期のおかげ」。昨年の王座準優勝校・慶大に勝利。その中心にいた下級生には「来年関東1位で王座にいってほしい」(西條主将)とエールを送り、主将としての1年間を締めくくった。

◆試合結果

中大(1部5位) 8-1 ●専大(2部2位) →1部残留

ダブルス

NO1:○松浦・大和田秀俊(法3) 2(7-5、6-2)0 ●ヘルナンデス・奈良部

NO2:○古田・望月 2(6-0、6-3)0 ●永田・峰岸

NO3:●西條・宇佐美 1(6-4、6(3)-7、2-6)2 ○大塚・山西

シングルス

NO1:○望月 2(6-4、6-0)0 ●山西

NO2:○大和田 2(6-4、6-1)0 ●ヘルナンデス

NO3:○斎藤和哉(法2) 2(6-3、6-3)0 ●矢部

NO4:○田中凛(商2) 2(6-1、6-3)0 ●永田

NO5:○菱田亘槻(経3) 2(6-2、7-5)0 ●油布

NO6:○宇佐美 2(6-1、6-4)0 ●奈良部

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部