剣道部ニュース

2016年10月14日

剣道部・全日本学生剣道優勝大会

10月9日 エディオンアリーナ大阪

また「歴史を変え」られず 決勝で敗れ22年ぶりの全国制覇逃す

▲決勝戦直後、4年生の涙は止まらなかった

 実に13年ぶりに関東王者としてこの大会に参加した中大剣道部。順調に決勝まで勝ち進んだものの一歩及ばず、準優勝という結果に終わった。

▲先鋒としてチームに勢いをつけた染矢

 22年ぶりの王座奪還は、関東制覇により現実味を帯びていた。「お前たちが歴史を変えてくれ」。北原監督は部員にこう声を掛け続けた。選手もその言葉に応えるように順調に勝ち進んでいった。準決勝では去年も準決勝で当たった筑波大との再戦が実現。梅ケ谷翔(法3=福大大濠)が10分に及ぶ代表者戦を勝ち抜き、因縁の相手にリベンジを果たす。見事4年ぶりの決勝進出を決めた。

▲メンを狙う大将、梅ケ谷

 迎えた決勝、相手は優勝候補を倒しのし上がってきた大阪体育大学。先鋒の染矢椋太郎(法2=高千穂)はこの日無敗だったが、相手の勢いに押されドウを取られる。続く次鋒の佐藤大洋(商3=桐光学園)、五将の佐藤雄法(商4=高千穂)がそれぞれ一本勝ちで相手を封じ、試合の流れをなんとか引き寄せようとする。  しかし、強敵を倒し勢いに乗った相手は簡単に勝たせてはくれなかった。キャプテンとしてチームをまとめていた永井雪新(法4=九州学院)は中堅として出場。4年生らしい落ち着いた立ち回りで試合を展開するも、相手に逆ドウをとられると、その直後メンを取られた。続く三将の村上武(法4=桐蔭学園)もなかなか一本が出ない中、一瞬の隙を相手に突かれてコテを取られ、その直後メンを取られた。  もう後がない中大。副将は曽我貴昭(法2=九州学院)。曽我は相手の手元が上がったところに鮮やかな逆ドウを決め、リードした。三将の試合が終了した時点で勝者数は2-3.このまま逃げ切れば中大の勝利が見えてくる。しかし相手が執念のメンを決めると、曽我もなす術が無かった。大将戦を待たずして中大の敗北が決まった。大将の梅ケ谷は勝敗が決まった後であっても自分の剣道をし、大将戦を引き分けで終えた。

▲閉会式終了後の集合写真

 決勝戦後、選手の目から涙がこぼれた。準優勝という結果に喜ぶ者はいなかった。朝稽古、トレーナーの導入、栄養学の講習など、日本一に向けての意識改革を行ってきた。徐々に結果は出てきたものの、最後の最後に勝ち切れなかった。  日本一の夢は新世代へと引き継がれる。「4年生が4人抜けたとしても、来年再来年優勝できるチーム」と永井は話す。悲願の日本一へ向けて、中大剣道部はまた一からスタートを切る。

◆試合後のコメント

永井雪新主将(法4)

優勝狙えるチームだったので、今年こそという気持ちだった。 最後の最後で負けるというのは、今までやってきた練習量が足りなかった。キャプテンという立場だったので、みんなを引っ張っていかなきゃいけない存在だったが、自分の悪いところが出てしまった。負けにつながってしまったという部分で悔しい。

佐藤雄法(商4)

(今日の試合は)前で勝負して後ろでしっかり守る展開。ずっと染矢が勝ってきたのに決勝だけ負けてしまって。あいつが負けることってそうなかった。チームが動揺してはいないけど、相手の方が一枚上手だった。勝てる相手だったとは思う。 (最後のインカレは)めちゃくちゃいい経験になった。悔しいけれど。社会人になっても全日本にむけて頑張りたいと今日強く思った。

森田拓真(法4=上宮)

チーム全体で勝ちに来ていた試合だった。優勝できるチームだったからこそ余計悔しさが残る大会だった。 (4年間を振り返ると)楽しかったけど大変だった。大会で勝ち上がることができなくて、どん底に落ちてそこから這い上がっての繰り返しだった。大変だった。それでも楽しかった。(同期は)なんでも言い合える仲。1年生から一人も欠けることなくこのメンバーでやってきた。友情という言葉ではないような強い絆で結ばれてきたメンバー。 (後輩には)この悔しさをバネに頑張ってほしい。もう一回一から見直して関東優勝、全日本優勝してほしい。

梅ケ谷翔(法3)

いい流れできていたが、決勝でいけるという皆の気持ちがあった。向こうよりこっちの方が俄然技術が上と踏んでいたが、気持ちの面で上だった。4年生がいたから下級生が思い切り、捨て身でできた。 (チームのまとまりについて)自分ら3年生と先鋒の染谷と三上は4年生を胴上げしようという感謝の気持ちを込めてやったのと、4年生は自分ら最後という気持ちでやってくれた。

北原監督

優勝をあと一歩で逃した。本当に悔しいの一言。あいつらに勝たせてやりたかった。 調整も上手くいっていて、良い形で大阪に乗り込んだ。最後の決勝戦に関しては自分たちの力が発揮できなかった。これがなぜなのかというのは正直言って今はわからない。ただ最後の最後に100%の力を出せるようなチームを作らなきゃいけない。4年生は1年間よくチームをまとめてくれた。4年生に感謝を表したい。 今年の決勝戦の負けを来年の負けに繋げてくれれば、今日負けたのは活きた負けになる。また良いチームを作っていきたい。

◆試合結果

1回戦

○中大4ー0芦屋大●

染矢メメー大﨑

佐藤大メメー山本

佐藤雄メー丸澤

永井メメー今井

村上×木下

曽我メ×メ遠藤

梅ケ谷×髙道

2回戦

○中大4ー0愛知学院大●

染矢メー梶田

佐藤大×高津

森田メメー杉野

村上コー長屋

永井コー岩口

曽我メ×メ加藤

梅ケ谷メ×メ浅田

3回戦

○中大3ー0明大●

三上コメー千田

染矢コ×ド漆島

佐藤雄×槌田

永井×長谷川

村上×星野

曽我メー阿部

梅ケ谷メメー山田

準々決勝

○中大6ー0日本経済大●

染矢メメー鳥丸

佐藤大メー駿河

森田メメーメ千葉

永井ドー長友

村上メー荻原

曽我×梶木

梅ケ谷メメー重本

準決勝

○中大1代ー1筑波大●

染矢メー加納誠

三上メ×コ多賀谷

永井ーメ初田

佐藤雄×田内

村上×筒井

曽我×佐々木

梅ケ谷×加納彰

(代)梅ケ谷コー加納彰

決勝

●中大2ー3大阪体育大◯

染矢ード山田

佐藤大メー野地本

佐藤メー石田

永井ードメ桃原

村上ーコメ藤木

曽我ド×メ本田

梅ケ谷×上原

◆大会結果

①大阪体育大➋中大③筑波大、国際武道大

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部