ビジネススクール
経営戦略論において、株式会社エフエム東京執行役員ビジネスソリューション局長 嶋裕司氏による授業内講演を実施
2024年11月05日
2024年10月26日(土)、中央大学ビジネススクール(CBS)MBAプログラム必修科目「経営戦略論」(担当:遠山亮子教授)において、株式会社エフエム東京執行役員ビジネスソリューション局長である嶋裕司氏をお招きし、講演を実施しました。
●概要
デジタル化やそれに伴う広告出稿の変化、聴取者の年齢層や生活習慣の変化などにより、ラジオ局のビジネスモデルも大きな変化を求められています。そうした中、Tokyo FMは、機会を捉えるために何をすべきなのか、ラジオというメディアの特性や魅力を活かし、「伝わる言葉と心に響く音楽で、生活者の人生に寄り添い、生活者とともに、心豊かな物語を紡いでいく存在」というあるべき姿をどう実現していくのかを中心に、Tokyo FMの戦略と課題について詳しくお話しいただきました。また質疑応答も活発に行われ、チェンジ・リーダーを目指すCBSの学生にとって、多くの気づきを得る機会となりました。
●受講生の感想
従来の放送と広告というビジネスモデルが、急速なデジタル化により事業環境が大きく変化していることを理解できた。収益の柱である広告費の減少を、コンテンツのデジタル化により収益源を多様化させ補っていく戦略は大変参考になった。こういった社会の変化に対して社を変革させていこうと取り組む姿勢はまさにチェンジ・リーダーであり、応援したいと思うのと同時に自身もそうでありたいと感じた。
実際の企業の経営戦略と現状課題について講義いただきましたが、いずれも自社に重なる内容ばかりでした。それについて多彩なCBSメンバーと一緒に考え議論することが出来たことは、普段仕事をする上ではなかなか得られない新鮮な経験となりました。
ラジオ業界、広告収入についてはあまり触れることが無かったので、エフエム東京さんのケースを通じて理解を深めることができました。講師の嶋先生がコンテンツを紹介しているときの笑顔が思い入れを感じることでき、熱意や想いを感じました。
本日のご講義、ケースを通して、業界は全く異なるものの、環境の変化に対して、自社が提供できる価値とは何かを常に評価、再考し、その価値を届けるためにどのような戦略を取れるのか、継続的に考えて見直す必要があることを、改めて学びました。また、自社の組織風土についても考えさせられました。貴重な機会をありがとうございました。
エフエム東京の成長戦略と現在の課題に対する取り組みを拝聴させていただき、可視化が難しいと思われるラジオメディアにおいて様々な戦略がとられていることに大変興味を持ちました。事業会社のリアルな戦略をお聞きする機会を頂き、大変勉強になりました。
●CBSについてもっと知りたい方へ
「経営戦略論」は、経営戦略の基礎理論と実践の方法論を学び、「戦略経営」を実践するチェンジ・リーダーとなるための基礎を作る必修基礎科目です。理論を学ぶだけでなく、戦略経営の実践を「生きたケース」から学ぶために、経営者・経営幹部による講義が全7回の講義中必ず1回は設けられています。
CBSのカリキュラムの全体像は、以下のリンクをご覧ください。
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/pro_graduateschool/business/mba/
今回の講義は、南甲倶楽部のご高配により実現しました。南甲倶楽部は中央大学出身の経済人による交流会であり、中央大学ビジネススクールは設立時より南甲倶楽部より多大なるご支援を頂いています。
南甲倶楽部の詳細は、以下のリンクをご覧ください。
https://nanko-club.jp/