ビジネススクール

知識創造戦略論において株式会社セブン-イレブン・ジャパン 青山誠一氏による講演を実施

2022年07月15日

2022年6月30日(木)、中央大学ビジネススクール(CBS)MBAプログラム発展科目「知識創造戦略論」(担当:遠山亮子教授)において、株式会社セブン-イレブン・ジャパン取締役執行役員商品本部長の青山誠一氏をお招きし、講演を実施しました。

●概要
主に商品開発・生産・物流の観点から、どのようにセブン-イレブン・ジャパンが他社も巻き込みながら知識創造を行い、アフターコロナの市場変化を含め「変化への対応」を行ってきたかについてお話しいただきました。「知識創造戦略論」は平日開講科目ですので普段はオンライン開講ですが、この日は青山氏が来校しての講演ということで、受講生の半分は教室で対面受講、半分はオンライン受講というハイブリッド開講となりました。対面・オンラインの区別なく、参加した受講生との質疑応答も活発に行われ、受講生にとっては多くの気づきを得るとともに、自組織がどのように変化に対応していくか深く考える機会となりました。

●受講生の感想
飛躍を遂げているセブン-イレブン・ジャパンのビジネスモデルを知ることができました。知識創造プロセスが高速回転していること、そして顧客目線で「共同化」のステージからうまく展開できていると思いました。

セブンイレブンの幅広く、そして丁寧な取り組みが理解できたことが良かったです。
色々な質問に丁寧にお答え頂く姿勢に感銘を受けました

現場の業務を、(正しい情報に基づいた現状分析→)仮設→実践→検証によって、見通しの立ちにくいビジネス環境をよりよく進んでいく。歴史的にセブンイレブンジャパンにはそういった挑戦が喚起される環境・組織風土が作り上げられていたと感じた。挑戦が歓迎される、失敗しても過度に非難されない、そういった心理的安全性のある組織づくり・場づくりができるリーダーシップの在り方と組織風土醸成とは、上下ではなく、両輪の関係にあるのかもしれない。

セブンアイホールディングスという大企業が、これまでどのように事業規模を拡大してきたのか、また新型コロナ蔓延という歴史的な変革時に、これからどのような経営戦略を取っていくのかについてお話をお聞きすることができた。

●CBSについてもっと知りたい方へ
「知識創造戦略論」は、企業経営を現在「もっとも重要な経営資源」と考えられている「知識」という視点からとらえ、知識とは何か、その獲得、創造、蓄積、活用にはどのような組織と戦略とリーダーシップが必要かを学ぶ科目です。講義においては知識創造経営を行っている企業としてセブン-イレブン・ジャパンのケースを取り上げており、青山氏の講演はケースについてさらに深く学び、知識創造経営の実践について考える機会として受講生に提供されています。

CBSのカリキュラムの全体像は、以下のリンクをご覧ください。
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/pro_graduateschool/business/mba/

今回の講義は、南甲倶楽部のご高配により実現しました。南甲倶楽部は中央大学出身の経済人による交流会であり、中央大学ビジネススクールは設立時より南甲倶楽部より多大なるご支援を頂いています。

南甲倶楽部の詳細は、以下のリンクをご覧ください。
https://nanko-club.jp/