物理学科・専攻

理工学部教授 中村真の記事が日本物理学会誌の「交流」コーナーに掲載されました

2015年07月15日

日本物理学会は1877年に創立された歴史ある学会の一つです。その会員のための機関誌が日本物理学会誌で、国内の多くの物理学者に購読されています。学会誌の記事は、物理学のさまざまな分野を代表する専門家によって書かれています。
その日本物理学会誌には「交流」というコーナーがあり、物理学のさまざまな分野にわたる読者層どうしの研究の交流を促す記事が掲載されます。このコーナーの執筆者は、物理学の幅広い分野の豊富な知識を持ち、異種分野どうしを結びつけて新しい物理学を開拓していこうという野心的な取り組みを行っている先端的な研究者に限られています。

このたび、日本物理学会誌 第70巻 第7号の「交流」コーナーに、理工学部教授 中村真による解説記事「ゲージ・重力対応で探る強相関系の非平衡物理学」が掲載されました。
この記事では、これまで無関係と思われていた重力理論と熱力学の理論の類似性を利用して、未開拓である非平衡物理学を発展させようとする中村先生の取り組みが、他分野の人にもわかりやすく解説されています。ご興味のある方はぜひお読みください。