応用化学科・専攻

理工学研究科応用化学専攻修士2年 一山巽 さんが第14回CSJ化学フェスタ2024 において優秀ポスター発表賞を受賞しました

理工学研究科応用化学専攻修士2年 一山巽 さんが、日本化学会秋季事業 第14回CSJ化学フェスタ2024 において、優秀ポスター発表賞を受賞しました。

■学会名
第14回CSJ化学フェスタ2024

■受賞テーマ
SALB法を用いたポリエチレンイミン修飾単層グラフェン表面における支持膜形成
○一山 巽1・大嶋 梓2・片岡 直輝1・鹿間 祐希1・山口 真澄2・上野 祐子1(中大院理工・.NTT物性基礎研・ BMC)

生体適合性の高い電極材料となりうる単層グラフェン(MG)にポリエチレンイミン(PEI)を修飾することで、生体膜モデルとなる支持脂質二分子膜(支持膜)を担持可能である。その表面に対し、溶剤アシスト脂質二重膜(SALB)法1)を用いることで、支持膜の機能を測定可能な支持膜担持PEI修飾単層グラフェン基板が作製可能であることをこれまでに報告しています。しかしながら高分子材料を下地とした支持膜はその側方拡散に下地の影響を受け、流動性が変化することが課題でした。そこで本研究では、作製したセンサ表面の支持膜の流動性を光褪色後蛍光回復(FRAP)法により調査し、SALB法による支持膜作製時の脂質濃度が流動性に与える影響を評価、解析しました。その結果、ミリメートル四方以上の大面積で均一な支持膜を形成する条件を見出すことに成功しました。

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