応用化学科・専攻
理工学部教授 小松晃之:イヌ用人工血液を開発 =輸血液確保に悩む動物医療に新たな光=
2015年10月19日
理工学部教授(応用化学科)小松晃之の研究チームは、イヌ用人工血液の開発に成功しました。
小松らは、酸素輸送タンパク質であるヘモグロビンを遺伝子組換えイヌ血清アルブミンで包み込んだ構造の(ヘモグロビン-遺伝子組換えイヌ血清アルブミン)クラスター(製剤名:ヘモアクト-C™)を合成し、それがイヌ用人工酸素運搬体(赤血球代替物)として機能することを明らかにしました。動物医療の現場が抱える深刻な「輸血液確保」の問題を一気に解決する革新的発明であり、動物の輸血療法に大きな貢献をもたらすものと期待されます。
本研究成果は、2015年10月19日 中央大学からプレスリリースされました。また、第22回日本血液代替物学会年次大会(2015年10月22日(木)~23(金)、会場:熊本大学)において発表されました。
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