応用化学科・専攻

理工学部応用化学科の古田研究室がAnalytical Sciencesに発表した論文がHot Articleに選ばれました

2014年05月15日

Y. Suzuki, A. Nobusawa and N. Furuta: “Quantifaication of Protein by Measuring the Sulfur Content of Their Constituent Peptides by Means of Nano HPLC-ICPMS”, Anal. Sci., 30(5), 551-559 (2014).

タイトル: Nano HPLC-ICPMSで構成ペプチドに含まれる硫黄量を測定することによるタンパク質の定量
3種類のペプチド中の硫黄濃度を,リアクションガスとしてO2を用い32S16OとしてNano HPLC-ICPMS法で測定したところ,定量値は理論値とよい一致を示した.本手法をトリプシン分解したヒトアルブミンに適用し,タンパク質の定量を試みた.ペプチド濃度はペプチド中の硫黄濃度/硫黄原子数の比として,トリプシン分解効率はモノペプチド中の硫黄総濃度を,トリプシン分解する前のタンパク質中の硫黄濃度で割ることで算出した.我々の結果は,トリプシン分解効率を考慮に入れてNano HPLC-ICPMS法でペプチド中の硫黄を定量することにより,タンパク質の定量が可能であることを示している.

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