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居相 良介

プロフィール

学科学年 法律学科4年
出身地 神奈川県横浜市
出身高校 桐光学園高等学校
趣味・特技 ラーメン屋巡り 水泳
キーワード 大学院進学、スポーツ(水泳)
掲載年月日 2021年1月8日
居相 良介

中央大学法学部を選んだ理由を教えてください。

中央大学は日本学生選手権で史上最多の11連覇を成し遂げた水泳競技の強豪校であることに加えて、私の高校時代までの恩師の出身校というご縁もあり、昔から憧れの大学でした。また法学部は各競技の中でもトップレベルの学生が多く在籍する学部ということで、スポーツ推薦の学生に対する学修のサポートも手厚く、文武両道を目指す私に最適な環境であると考えました。

法学部での学びについて。特に興味を持って受講した授業や、力を入れて学んだことについて教えてください。

「スポーツ法」の授業がとても印象的でした。この授業は4年次に受講しましたが、それまで学んできた労働法や独占禁止法などがスポーツの事例でどのように関わっているのかを理解することで、学んできた法知識をより身近なものとして感じることができました。またスポーツ仲裁についての講義では、アスリートが自らの身を守るために知っておくべき知識などを学ぶよい機会となりました。

この授業は、スポーツは選手だけではない多くの人が関わっており、これまで当たり前のように出場していた競技会の裏でも多くの人が動いていたのだと気づく機会となり、見える世界が大きく広がりました。

留学、奨学金受給などについてどのような活動をしてどのような学びがありましたか。

水泳部では4月に行われる日本選手権に向けた海外合宿を3月頃に行っており、高所トレーニングができるメキシコや、水泳王国のオーストラリアなどへ行きました。

特に印象に残っているのは、メキシコでの出来事です。メキシコでは、オリンピックセンターで合宿を行っていたため、水泳だけでなく陸上の長距離から空手などの格闘技まで多種目にわたる様々な国の海外選手がトレーニングを行っていました。しかしスペイン語やポルトガルを公用語とする国の選手が多く、英語の通じる選手が少なかったためコミュニケーションをうまくとることが出来ずにいました。そのような状況で、日本人のみでサッカーのTVゲームをして盛り上がっていたときに、パナマの陸上選手から勝負を挑まれて国対抗でサッカーゲーム対決をすることになり、そのことが海外の選手と仲良くなるきっかけとなりました。

このことから私はスポーツやゲームは世界共通であり、言葉が通じなくても人をつなげることが出来る素晴らしいものだと感じると同時に、多くの人とつながるためにより一層語学の勉強をする必要性を感じました。

サークル等の課外活動について教えてください。

体育連盟の水泳部に所属しています。中央大学の水泳部は、他大学との大きな違いとしてチームを強く意識しているという特色があります。水泳は個人競技ですが、インカレでは各種目の順位ごとに与えられる得点の合計によって大学ごとに争います。その中でも各選手の競技力は当然必要とされますが、3日間という過密スケジュールの中では様々なアクシデントが発生するため、最後にはチーム力がものをいいます。そのため私たちはインカレ総合優勝を目標に掲げ、目標達成のために必要とされるものはなにか、日々ミーティングを重ねながらチーム力を高めています。また、同じ屋根の下、同じ釜の飯を食べて、同じ苦しみを乗り越えてきた戦友である同期の仲間たちは、一生の宝物となりました。私は10月で部活を引退しましたが、後輩たちのこれからの活躍を楽しみにしています。

いま現在もっとも関心を持って取り組んでいることは何ですか。

現在は大学卒業後に専攻するスポーツ経営学の勉強と、英語の勉強を行っています。大学では法学の勉強が中心だったので、スポーツ全般の教養などで遅れをとらないようにしたいです。また英語は論文などを読んだり、発表を聞いて理解できるようなレベルに達したいと思っています。

卒業後の計画は何ですか。また、今後のキャリアプランとそれを含めた人生の夢やビジョンについて教えてください。

卒業後は筑波大学大学院人間総合科学研究科に進学し、スポーツ経営学の研究をしていく予定です。

高齢化社会が進む中で、健康寿命を延ばすためにも習慣的に運動を行うことが重要といわれています。しかし現在、身近にスポーツを行う環境が整っていないことや、運動に当てられるほどの余暇がないことから、日常的に運動を行うことが難しい状態にあります。そのため大学院では、「どうすれば日常的に運動を行う人が増えるのか」、「体育施設の活用を広げるためにはどうすればよいのか」といったテーマと向き合います。そして将来、すべての人が健康で充実した日々を送ることができるような社会を実現できるよう日々精進していきたいと思います。

中央大学の魅力とは何ですか。

中央大学の最大の魅力は文武両道のためのサポートです。学びたいという意思さえあれば、先生、事務職員、先輩の方々が親身になって相談に乗ってくださり、履修の仕方や勉強方法などを教えてくださいます。実際、私も進路についての相談や勉強方法のアドバイスをしていただくことで、練習などで自由になる時間が限られた中でも部活と勉強の両立ができました。

受験生へのメッセージをお願いします。

大学の4年間は、自分とは大きく異なる価値観、視点を持っている人や、全く知らない世界を見て育ってきた人との出会いで溢れています。特に自分が知っていると思っていることほど、違った角度から見れば新しい驚きが待っているものです。

受験生のみなさんにも、大学での生活で多くの人と出会い、多くの価値観に触れることで、4年間を充実したものにしていただきたいと思います。

最後に一言。

「Connecting The Dots」

過去、現在、未来、取り組んでいることは変わっていても、一瞬一瞬の「今、この瞬間」を一生懸命に生きていれば、人生を振り返ったときにすべての経験がつながっていく。

中央大学に入学した時、まさか4年後の自分が大学院に進学するとは思っていませんでしたが、今となってはなるべくしてなったのだと納得しています。今頑張っていることが、どこで役に立つのかは「そのとき」がくるまで分かりません。ですが、この中央大学での4年間が私の人生の重要な点(dots)になったことは間違いないと思います。充実した4年間を過ごすことができたのも、お世話になった先生方のおかげです。本当にありがとうございました。