法学部新着ニュース

2021年02月05日

2021年度における法学部の授業実施に向けて(お知らせ)

2021年2月5日

2021年度における法学部の授業実施に向けて(お知らせ)

法学部長  

猪股 孝史

 2021年度における授業実施及び諸活動にかかる方針については、学長から、2020年12月22日付けで、その後、2021年2月1日付けで、中央大学在学生及び入学予定者の皆さんへ向けて、メッセージが発出されています。この後の状況の推移いかんでは見直しをせざるを得ませんが、法学部でも、大学が定めた方針による感染防止策を講じながら、別紙の通り、演習や語学、体育実技のほか、講義科目も含め、できるだけ教場での面接授業を実施できるよう、環境を整え、準備を進めています。
 2020年度は、突如として見舞われた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)影響拡大のため、ごく当たり前にあった日常がそうではなくなり、さまざまな活動が制約を強いられ、ひいては断念すら余儀なくされました。人類はこれまでにもパンデミックを経験しましたが、これだけの社会経済規模におけるそれは、やはり未曾有のことだと言わなければならないでしょう。もちろんひとり大学だけがこの困難に当面したわけではありません。本学について言えば、教場で「密」を避けながら面接授業を全面的に実施することはほぼ不可能に近く、また、多摩キャンパスまでの通学・通勤途中における感染リスクも無視することはできませんでした。
 結果として、2020年度前期・春学期は緊急避難的にオンラインによる遠隔授業を始めたものの、後期・秋学期も、いくつかの授業科目で教場での面接授業を実施できたにとどまりました。学内の施設・設備の利用はままならず、正課授業は限定され、課外活動も制限されました。在学生の皆さんにとっては、多摩キャンパスで過ごすはずであったかけがえのない時間が奪われ、とりわけ新入生の皆さんにとっては、思い描いた「キャンパスライフ」とは懸け離れたものとなってしまったことを想うと、やむを得ないこととはいえ、残念でなりません。
 ひるがえって、オンラインによる遠隔授業について言えば、オンデマンドかリアルタイムか、あるいはまた学生の皆さんの個々の状況にもよりますが、それなりに好意をもって受け容れられ、それなりに教育効果もあったとみられるものもないではありません。しかしながら、教場での面接授業を望む声はなお強く、また面接授業でなければなし得ないことも明らかになり、大学教育における教場での面接授業の意味を改めて問い直すことを迫られました。おそらく2021年度も現下の状況が大きく変わることはないのだろうとすると、教場での面接授業を全面的に実施することはやはり難しいでしょう。そうだとすれば、ポストコロナ、ウイズコロナといわれる時代における大学の授業のあり方を組み立てる好機と捉え、オンラインによる遠隔授業と教場での面接授業とを連動・複合させることの可能性、その最適解を探っていかなければなりません。その意味からも、後世、大きな転換点となった年として記憶されることになるのでしょう。
 法学部は、2020年度後期・秋学期に、授業実践に活かすため、オンラインによる遠隔授業やハイブリッド授業にかかるグッドプラクティスについての情報共有を図る機会を二度設けました。法学部は、およそ5600人の学生に向けて延べ2257科目を開講しており、その態様や規模はさまざまであるので、すべての授業科目に直ちに当てはまるわけではありませんが、こうした試みは今後も続けていくつもりです。
 法学部生の皆さんには、2021年度における授業実施の基本方針についてご理解をお願いするとともに、現下の状況にあって、ご自身の健康と安全に十分な注意を払いつつ、前向きな気持ちを忘れないでいてほしいと思います。困りごとや悩みごとがあるときは、相談してください。わたくしたち法学部教職員一同は、いつも法学部生の皆さんとともにいます。

【別紙】2021年度 法学部における授業実施の基本方針について