商学部

「Jリーグ・ビジネス論Ⅰ(明治安田生命寄付講座)」にFC今治 代表取締役社長の 矢野 将文 氏が登壇しました

商学部のスポーツビジネスプログラムの科目の一つである「Jリーグビジネス論Ⅰ(明治安田生命寄付講座):担当教員 渡辺岳夫教授」に、6月2日(木)、FC今治 代表取締役社長の 矢野 将文 氏が登壇しました。

Jリーグビジネス論は、主としてJリーグの各クラブの経営者・経営管理者が講師として登壇して、地域特性、スポンサー特性、スタジアム特性、サポーター特性を踏まえて、どのようなクラブ経営を行っているのかをご講義いただいています。

6月2日の授業では、まず人口減少にみまわれている今治の現状ならびに産業の状況が説明され、そのような環境下で「次世代のため、物の豊かさより心の豊かさを大切にする社会創りに貢献する」という理念の下で経営を行っていることが語られました。

そして、一見サッカーと関係のない教育事業(しまなみ野外学校:海山遍路瀬戸内アドベンチャー、Bari Challenge University等)に力を入れており、それが地域における存在感を高め、パートナーの獲得数も増えつつある現状が説明されました。

さらに、J1・2対応の現在建設中の新スタジアム(里山スタジアム)についても説明されました。単にJ2以上のスタジアム昇格要件を満たし、入場者数増、ホスピタリティ向上といった成長戦略の必要性からだけではなく、ビジョン実現のための「新しい」公共インフラとして機能させることを目的としているとのことでした。

また、このプロジェクトの資金調達にあたっては、著名なIT企業に協力していただき、前例のない規模で成功したことが説明されました。多くの若い経営者が、FC今治の現在あるいは将来における「目に見えない資本」を評価してくれて、資金提供に応じてくれたとのことでした。

講義後の質疑応答時間には、フロアーに降り、身を乗り出すようにして熱く返答していただきました。