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2013年11月25日

【講演録公開】富士重工業株式会社社長 吉永氏による講演会を開催しました((社)自動車工業会共催)

過日開催しました本講演会の講演録を公開いたしますので、ぜひご覧ください。
なお当日使用いたしましたスライド資料はございませんので、予めご了承ください。
国内乗用メーカーの中で小規模ながら、個性的な商品を市場に展開し、過去最高の実績をあげているスバル。本日の講演会では、「個性を活かして生きる」というメッセージに込められた想いを、富士重工業株式会社代表取締役社長の吉永泰之氏に、ご自身の経験と事業戦略を通じてご講演いただきました。

連日の台風を避けるかのように晴天に恵まれた秋晴れの吉日。
約600人の8号館教室が満員御礼、隣の教室に映像を中継して実施もしましたが、こちらの教室も入りきらない状態となり、総勢約1,100人の参加者が吉永社長のお話に耳を傾けるという大盛況ぶりでした。
また屋外では、ぶつからない技術『アイサイト』を実際に体感(試乗)したり、スバルスタッフからの展示車の説明に熱心に耳を傾けたりと、講演会終了後も多くの学生がスバルを満喫していました。
 
日 程:2013年10月9日(水)13時20分~14時30分
場 所:多摩キャンパス 8号館8304号教室
講演者:富士重工業株式会社 代表取締役社長 吉永泰之氏
講演テーマ:【キャンパス出張授業 経営トップが語るクルマの魅力】「個性を活かして生きようよ」
 
以下、当日の講演内容をご報告します。
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日本自動車メーカー8社の中でも、富士重工業が展開する自動車製造部門スバルは、世界自動車販売数シェアわずか1%の小規模企業であるが、航空機産業を前進とする強みを活かし、「安心安全」の自動車作りを徹底することで、着実に販売台数を増やしている。

しかし、この「安心安全」の強みにスバルが気づくまでには、模索と議論を繰り返す長い道のりがあった。「コストが高い」、「生産台数が少ない」という欠点は、皆よくわかっていたが、自らの“強み”には、なかなか気づけない。

吉永社長はそんなとき、「でも、会社が潰れないでここまで生き残ってきているのだから、うちには何かあるよね」と従業員達に問い続け、「安全基準の高い信頼できる車」、「水平対向型エンジンで安定感のある走りの愉しい車」という“強み”を導き出した。

「クルマって、人みたい。皆、同じじゃつまらない。個性を活かして生きようよ!!

私たちスバルはこれです!」吉永社長は本講演会で学生に強く訴えた。
皆が同じ車を作っていたら、個性がなくなってつまらない。自社の“強み”を活かして、仕事の「選択」と「集中」、「差別化」を行い、その結果、ちょっとだけコスト高の「付加価値」をいただく。これがスバルのたどり着いた結論であり、スバルの核心となる。

1時間弱の講演時間はあっという間で、学生たちの質問も熱気を帯びていた。
吉永社長の好きな言葉の一つに「百花繚乱」がある。

「SMAPの歌ではないが、皆違う花で、それでいいじゃないか。『個性を活かして生きようよ!』」。

創設当初から自社に流れる「厳しい安全基準」のDNAから生まれた、揺るぎないスバルの「個性」。吉永社長の言葉は、これから社会に出る、いろんな「個性」を持つ学生たちの道しるべとなったに違いない。