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2017年11月21日

FLP松野ゼミが制作したドキュメンタリーが「『地方の時代』映像祭」(NHK、民放連など主催)で奨励賞を受賞しました

特攻命令後、飛行場を訪れた母親と細井さん(左、中央大学OB)

第37回「地方の時代」映像祭2017(NHK、民放連など主催)で、中央大学FLP松野良一ゼミが制作したドキュメンタリー『後に続くを信ず―元特攻志願兵の証言―』が奨励賞を受賞しました。

映像祭には本年度287作品の応募があり、同ドキュメンタリーは、市民・学生・自治体部門での受賞となりました。

 

「地方の時代」映像祭は、「地域・地方を見直す」ことで人間回復の道を切り拓くことをテーマに1980年の第1回大会以来、毎年開催されてきました。この映像祭を舞台に、全国各地の放送局、ケーブルテレビ局、自治体、市民、学生、高校生が映像を発信してきました。コンクールに参加した作品の総数は、2017年度までに5436作品を数えます。

太平洋戦争末期、徴兵猶予制度は廃止され、学生たちは戦地に出陣していきました。中央大学OBの細井巌さん(93)は、1943年12月に繰り上げ卒業して入営。特別操縦見習士官となり、45年6月に沖縄への特攻命令を受けます。しかし、本土決戦のための待機特攻隊員に回され、そのまま終戦を迎えました。彼には2人の友人がいました。1人は、特攻で戦死。もう1人は、玉音放送の翌日に自決。青春を戦争に捧げた3人の若者の生き様を追いました。

 

『戦争を生きた先輩たちⅠ』(中央大学出版部)

なお、このドキュメンタリーの原点は、2007年から松野良一研究室が続けてきた「戦争を生きた先輩たち」プロジェクトです。

ゼミ活動の一環として、戦争の時代を生きた中央大学の先輩たちを、平和の時代を生きる現役の学部生たちが取材し、ルポを書き綴ってきました。

成果は、書籍『戦争を生きた先輩たちⅠ、Ⅱ』、『戦争の記憶をつなぐ』(全3巻、中央大学出版部)にまとめられています。

あわせて、お読みください。

 

戦後70周年にあたり、動画版も5本程度制作し後世に残す計画を進めています。

今回の受賞作品は、その第3弾となったドキュメンタリーです。

 

<中央大学総合政策学部 松野良一研究室>
 http://matsunolab.exblog.jp/
 042-674-4169

 

<「地方の時代」映像祭サイト>
 http://www.chihounojidai.jp/

 

<受賞作品の視聴について>
下記ホームページでも作品(10分バージョン、前編・後編2本)が、ご覧になれます。
「多摩探検隊」

 前編 http://www.tamatan.tv/archives/20170701_atonitsuzukuwoshinzu/

 後編 http://www.tamatan.tv/archives/20170801_post-32/