全学連携教育機構(全学的教育プログラム)

【FLPジャーナリズム】FLP松野ゼミ制作のドキュメンタリーが 「平和祈念展示資料館」で上映。

2019年03月07日

中央大学FLPジャーナリズムプログラム松野良一ゼミが制作したドキュメンタリー「『私は何者であるのか…』―ある台湾人学徒の証言―」が、新宿住友ビル33階の平和祈念展示資料館(総務省委託)のイベントで上映されます。「春休みイベント 戦争のお話にふれてみよう。」の上映会で、3月19日(火) 14:30、26日(火) 13:30、29日(金) 14:00の全3回の上映予定です。

 

<作品の概要>
太平洋戦争末期、日本の戦況が悪化し、政府は学徒勤労動員を行いました。その対象は当時、日本の統治下にあった台湾からの留学生も例外ではありませんでした。中央大学に在学していた梁敬宣さん(93)は、台湾人でありながら、日本人として特攻隊に志願しました。しかし、終戦後、中国人として「戦勝国」の人間という扱いを受けることになります。戦争を機に、日本と台湾の間で生きることになった梁さんは、「自分はいったい何者なのか…」という問いに一生苦しめられることになります。戦争に翻弄された元台湾人学徒の人生を追いました。

 

この取材・撮影がきっかけで、2017年2月に、梁さんに対して、中央大学から「特別卒業証書」が授与されました。
(梁さんは、2019年2月21日に逝去されました。心より、ご冥福をお祈りいたします)

 

<制作補佐> 馬田 翔永 大塚 脩平 山岸 菜摘 真野 隼伸
<語り> 原 啓介
<制作プロデューサー> 谷井 健吾 肥沼 直寛
<制作統括> 仲山 一志
<チーフディレクター> 柚木 涼也
<ディレクター> 松本 弥彩暉

 

平和祈念展示資料館(総務省委託)ホームページ
http://www.heiwakinen.jp/index.html

平和祈念展示資料館「春休みイベント 戦争のお話にふれてみよう。」
http://www.heiwakinen.jp/spring2019/img/img_poster.pdf

 

<問い合わせ先>
中央大学総合政策学部 松野良一研究室
TEL : 042-674-4169
MAIL : matsuno@fps.chuo-u.ac.jp 

 

<作品の視聴>
「『私は何者であるのか…』―ある台湾人学徒の証言―」
上映作品は長編ですが、短編(10分×2)はWebでも視聴できます。

http://www.tamatan.tv/archives/20180801_post-44/
http://www.tamatan.tv/archives/20180901_post-45/