父母連絡会

【支部活動報告】緊迫感伝わる剣道部の戦いを応援(東京都西部支部)

2015年09月18日

 すがすがしい秋風の中、東京都西部支部では9月13日(日)、日本武道館で開催されました「第64回関東学生剣道優勝大会」団体戦の観戦・応援に神奈川県支部、千葉県支部、そして埼玉県支部と共に総勢22名で行ってきました。

 中央大学では過去第一回、第二回の優勝から始まり、今日までに八回の優勝を果たしてきました。関東の大学九五校から参加した勇ましい剣士たちの攻防が繰り広げられる注目の団体戦で、一戦目から四戦目までは中央大学は順調に勝ち進んできました。

 団体戦の選手たちの一進一退の激しい攻防は、観客の視線を釘付けにしました。左足で床をけり、踏み込んですぐに振りかぶって正面からの力強い面。つばぜり合いから相手の手元を下へ押し込み、脇が空いたところで打ち込む胴。間合いを詰めてから、相手の手元が上がったところをすかさずに決める小手。対決を制する選手たちの気迫と俊敏な剣さばきは見事で本当に素晴らしい活躍でした。

 さあ、これからいよいよ準決勝戦です。五戦目の対戦相手は昨年度二位の日本体育大学です。先鋒から始まり大将までの七名が、相手チームより一人でも多くの勝ち星を挙げれば勝利です。審判員の「始め」の掛け声でいよいよ試合開始、対戦となりました。

 先鋒の引き分けで始まり、二人目も引き分け。続く三、四人目は相手の鋭い面が決まる。五人目、またしても引き分けに終わりました。

 もう後には引けません。勝利を目指して駒を進めるには、後の二人の攻防にかかっています。二人共に勝てば再び大将戦となります。そうしたら、必ず勝てます。観客席の私たちは、息をのみ、手を合わせながらの応援をしていました。

 そして、六人目。相手の鮮やかな面が決まり一本勝ち。その瞬間「あーあ」と会場がどよめきました。

 いよいよ七人目、最後は大将。目にも留まらぬ早さ圧巻の剣さばきで、見事に面と引き胴を決めての二本勝ち。私たちは、惜しみない拍手を精いっぱい送り続けました。結果は三対一で敗れ、中央大学は三位でした。

 しかしながら、互いに集中力と緊迫感が途切れることなく繰り広げられた戦い。その時間だけが過ぎていく日本武道館。緊迫感は観客席の私たちにも、十分過ぎるぐらいに伝わってきました。手に汗を握る攻防は、気力を尽くした戦いでもありました。

 勝ち進んできた選手たちの精神力と集中力、更には鍛錬された肉体と体力は、推し量ることの出来ない努力のたまものです。数多くの戦いで鍛えられている選手たちは、まさに剣豪たちでした。

 これからも、より高い目標に向かって剣道部の皆様のますますの御活躍と御健闘を祈念いたします。

 試合終了後、北原監督様、主務の村上様がそれぞれに支部観客席に、試合の御報告と応援のお礼にいらっしゃってくださり恐縮いたすばかりでした。

 剣道部の皆様、たくさんの感動をありがとうございました。

(加藤明美支部長)