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講演テーマ一覧

2017年度講師および講演テーマ一覧

「中央大学学術講演会」とは、本学の専任教員が、学術研究の成果を社会に還元することを目的として開催する講演会です。来場者に対し、事前申込不要・入場料無料を原則としています。
講演では、時事的な問題や地域に密着したテーマについて、講師の専門分野の見地からわかりやすく解説いたします。
2017年度の講師および講演テーマは以下の通りです。希望される団体は、別途手順に沿ってお申し込みください。

【テーマ一覧】

ジャンル

※テーマをクリックすると講演概要がご覧になれます。

※講師名をクリックすると研究者データベースの該当者ページがご覧になれます。

法律
A-1 民法改正 法学部教授 遠藤 研一郎
A-2 日本国憲法の70年 法学部教授 橋本 基弘
A-3 憲法9条とは、結局、何だったのか? 法務研究科教授 安念 潤司
A-4 入会林野をめぐる権利関係について 法務研究科教授 古積 健三郎
A-5 地域団体商標等の法制度は、地域ブランド育成に役立つか 法務研究科教授 佐藤 恵太
A-6 音楽グループの名称と商標権 法務研究科教授 佐藤 恵太
A-7 コピペ疑惑によるネット炎上は、防げるか 法務研究科教授 佐藤 恵太
A-8 高齢者法入門 法務研究科教授 遠山 信一郎
A-9 企業価値向上型コンプライアンスの世界にようこそ! 法務研究科教授 遠山 信一郎
A-10 現代契約法入門 法務研究科教授 遠山 信一郎
A-11 大学の始まりと「法典編纂」 法務研究科教授 野村 修也
A-12 長寿高齢化と低金利時代の金融法 法務研究科教授 福原 紀彦
A-13 Fintechによる電子商取引・電子決済法の展開 法務研究科教授 福原 紀彦
経済
B-1 共有経済時代のライフ・スタイル 法学部教授 工藤 裕子
B-2 フィンテック時代:金融の世界はどう変わるのか? 経済学部教授 井村 進哉
B-3 アベノミクス・「異次元金融緩和」・「マイナス金利」はどうなる?   経済学部教授 井村 進哉
B-4 US・リスクとチャイナ・リスクにどう対応するか 経済学部教授 谷口 洋志
B-5 中国の経済統計はデタラメか? 経済学部教授 谷口 洋志
B-6 世界のお金(通貨)にまつわる面白話 経済学部教授 中條 誠一
B-7 日出づる人民元、日没する円 経済学部教授 中條 誠一
B-8 世界経済の潮流と日本 経済学部教授 長谷川 聰哲
B-9 日本企業の対外投資戦略 経済学部教授 長谷川 聰哲
B-10 今後の消費税のあるべき姿 経済学部教授 長谷川 聰哲
B-11 産業クラスターとは何か? 経済学部教授 山﨑 朗
B-12 日本のイノベーション 経済学部教授 山﨑 朗
B-13 経済理論のエッセンスから現代の課題を考える 商学部准教授 村上 研一
B-14 近年の小売市場と消費者の購買行動の変遷 理工学部教授 生田目 崇
B-15 6次産業化の実現を目指して 戦略経営研究科教授 杉浦 宣彦
B-16 ブランド戦略入門 戦略経営研究科教授 田中 洋
B-17 大衆消費社会に入った中国市場 戦略経営研究科教授 服部 健治
B-18 奮闘する在中国日本企業 戦略経営研究科教授 服部 健治
国際・グローバル
C-1 英語の新聞や小説を辞書なしで誰でも必ず読めるようになる方法  法学部教授 宮丸 裕二
C-2 海外で生活することなく英語を誰でも必ず話せるようになる独習方法 法学部教授 宮丸 裕二
C-3 もう一つのグローバルランゲージ? 経済学部准教授 千葉 謙悟
C-4 オランダ 水に囲まれた暮らし 理工学部教授 谷下 雅義
C-5 中国企業家の性格と行動様式 戦略経営研究科教授 服部 健治
ICT・科学・環境
D-1 ロボットは日本を救う? 法学部教授 工藤 裕子
D-2 人工知能(AI)やロボットとこれからの仕事 経済学部教授 阿部 正浩
D-3 生体分子の動態を探る試み 理工学部教授 上村 慎治
D-4 ゲノム科学でわかること 理工学部教授 田口 善弘
D-5 バズワードとしてのAI 理工学部教授 田口 善弘
D-6 身近な「音」について考える 理工学部教授 戸井 武司
D-7 人工知能の仕組みとは 文学部教授 飯尾 淳
D-8 メディア・リテラシー論 文学部教授 飯尾 淳
地域・社会・政治
E-1 ビッグ・スポーツ・イベントのレガシーとは何か 法学部教授 工藤 裕子
E-2 「トランプ現象」とは何か? 法学部教授 工藤 裕子
E-3 離島の意味を考える 法学部教授 工藤 裕子
E-4 「一億総活躍社会」の背景と行方 経済学部教授 阿部 正浩
E-5 世界の長寿企業は,なぜ,日本に圧倒的に多いのか 経済学部教授 中川 洋一郎
E-6 東京飛ばしの地方創生 経済学部教授 山﨑 朗
E-7 あなたの「まち」の成長戦略を考える 商学部教授 斯波 照雄
E-8 超高齢社会/人口減少社会における人びとの生き方の変容 文学部教授 天田 城介
E-9 現代日本社会における高齢者介護の変容 文学部教授 天田 城介
E-10 ケアの現場で働くということ 文学部教授 天田 城介
E-11 精神科医から見た被災地の現状と被災者の心 文学部教授 山科 満
E-12 高速増殖炉「もんじゅ」の来歴 法務研究科教授 安念 潤司
E-13 「空き家」問題の処方箋 法務研究科教授 野村 修也
E-14 Fintechの拡大と思わぬ落とし穴 戦略経営研究科教授 杉浦 宣彦
E-15 地域創生と六次産業化 戦略経営研究科教授 露木 恵美子
E-16 情報過多社会をどう生きるか 理工学部教授 加賀野井 秀一
人文・文化
F-1 蟹文字(アルファベット)とサムライ 経済学部准教授 千葉 謙悟
F-2 日本語と漢字 経済学部准教授 千葉 謙悟
F-3 地球環境悪化とユダヤ・キリスト教の人間中心主義 経済学部教授 中川 洋一郎
F-4 台湾《日本語族》が,日本の若者にどうしても伝えたいこと 経済学部教授 中川 洋一郎
F-5 3つのドイツ・リートとムージル 理工学部教授 早坂 七緒
F-6 NHK「朝ドラ」の魔力 文学部教授 宇佐美 毅
F-7 「大河ドラマ」は時代を越える 文学部教授 宇佐美 毅
F-8 若者たちは恋愛をしなくなったのか 文学部教授 宇佐美 毅
F-9 池井戸潤作品はなぜヒットするか 文学部教授 宇佐美 毅
F-10 芥川賞とノーベル文学賞のはなし 文学部教授 宇佐美 毅 
F-11 フランス革命と文学 文学部教授 小野 潮
F-12 天才・独裁者に振り回された家族 文学部教授 小野 潮
F-13 遺跡発掘でさぐる古代の暮らし 文学部教授 小林 謙一
F-14 東日本大震災と考古学 文学部教授 小林 謙一
F-15 考古学からみた邪馬台国論争 文学部教授 小林 謙一
F-16 若者の友人関係はどのように変化してきたのか? 文学部教授 辻 泉
F-17 僕たちはなぜ鉄道が好きなのか 文学部教授 辻 泉
F-18 若者文化のゆくえ 文学部教授 辻 泉
F-19 若者の地元志向を考える 文学部教授 辻 泉
F-20 浮世絵は楽しい 文学部教授 都筑 学
F-21 春はあけぼの 文学部教授 藤原 浩史
F-22 男もすなる 文学部教授 藤原 浩史
F-23 日本の国は日本語から立て直そう 理工学部教授 加賀野井 秀一
教育・心理・哲学
G-1 スポーツで健康に 文学部教授 都筑 学
G-2 精神科医から見た今どきの学生のこころ 文学部教授 山科 満
G-3 若者たちの「思考力」があぶない 理工学部教授 加賀野井 秀一
ダイバーシティ
H-1 男だって子育て、孫育て 法学部教授 廣岡 守穂
H-2 男子はなぜ孤立するのか 文学部教授 辻 泉
H-3 働き方改革! 戦略経営研究科教授 露木 恵美子
ビジネス
I-1 過労死・過労自殺をどのように防止するか 法務研究科教授 山田 省三
その他
J-1 泣いて、笑って、歌にして 法学部教授 廣岡 守穂
J-2 恋愛とデモクラシー 法学部教授 廣岡 守穂
J-3 アリストテレスと生物学の誕生 経済学部教授 濱岡 剛
J-4 なぜ子は親に似るのか 経済学部教授 濱岡 剛
J-5 日本の消費者はなぜ品質に厳しいのか 商学部教授 三浦 俊彦
J-6 クールジャパンの起源に迫る 商学部教授 三浦 俊彦
J-7 東日本大震災後の津波対策について 理工学部教授 有川 太郎
J-8 パリ国際大学都市 文学部教授 小野 潮
J-9 電力・ガスシステム改革の意義 法務研究科教授 安念 潤司
J-10 近江商人の創業者精神と企業組織法 法務研究科教授 福原 紀彦
J-11 藩民階学思想と実地応用の素 法務研究科教授 福原 紀彦

【講演概要】

法律

A-1 遠藤 研一郎 (エンドウ ケンイチロウ) 法学部教授 [講師紹介はこちら]
民法改正
-「民法」のどこが変わるのか、また、変わらないのか-
[講演概要]
民法(特に、債権法)が改正されようとしている。国会に上程された法案の内容は、議論の当初に比べればインパクトは小さくなったものの、約款、保証、時効など、今後の取引実務において重要な内容を含んだものとなっている。これから民法はどのような方向へ向かうのか。解説を加える。
A-2 橋本 基弘 (ハシモト モトヒロ) 法学部教授 [講師紹介はこちら]
日本国憲法の70年
[講演概要]
日本国憲法は施行から70年を迎える。今、私たちは、この憲法が何を実現し、何を実現してこなかったのかを「点検」する必要があると思う。この講演では、戦後の歴史の中で、憲法がいかに定着し、いかに無視されてきたのかを考えたい。
A-3 安念 潤司 (アンネン ジュンジ) 法務研究科教授 [講師紹介はこちら]
憲法9条とは、結局、何だったのか?
[講演概要]
日本国憲法9条は、礼賛され、あるいは反対に、誹謗されることばかり多く、その歴史的意義が客観的に吟味されることはほとんどなかった。19世紀末以来の国際法思想史・国際関係史の中に同条を位置づけてみたい。
A-4 古積 健三郎(コヅミ ケンザブロウ) 法務研究科教授 [講師紹介はこちら]
入会林野をめぐる権利関係について
[講演概要]
入会権とは明治維新前の旧村の住民が共同で山林等に行使していた支配権能を源とするものであるが、明治維新後の地租改正、市町村制の導入によってその権利が公権力に吸収されたかのように捉えられ、今日でも、各地の入会林野についてその所有権が古来からの住民集団に属するのか、あるいは地方公共団体に属するのかが不明となり、なお各地で紛争が絶えない。本講演では、かかる入会林野をめぐる権利関係の問題点を明らかにし、入会林野の今後の管理のあり方について解説したい 。
A-5 佐藤 恵太 (サトウ ケイタ) 法務研究科教授 [講師紹介はこちら]
地域団体商標等の法制度は、地域ブランド育成に役立つか
[講演概要]
地名を含む商品の名称について、地域団体商標、地理的表示など複数の制度が併存しています。これらを比較し、法制度として地域ブランド育成に役立つはずと期待されている制度の使いこなし方を検討します。
A-6 佐藤 恵太 (サトウ ケイタ) 法務研究科教授 [講師紹介はこちら]
音楽グループの名称と商標権
-グループ解散後の「SMAP」名称の運命-
[講演概要]
商標「SMAP」を所属事務所が商標登録し、SMAPの名称をコントロールすることによって、独立が事実上妨げられます。バンド・プリンセスプリンセスでも問題となったこの点を解説し、打開する方策の有無を考えます。
A-7 佐藤 恵太 (サトウ ケイタ) 法務研究科教授 [講師紹介はこちら]
コピペ疑惑によるネット炎上は、防げるか
-五輪エンブレムやキュレーションサイト炎上に現れた「著作権新時代」を生きる術-
[講演概要]
コピペをネット市民が探し出して、裁判を待たずに著作権侵害に対して事実上の「制裁」が加えられる時代になりました。著作権侵害とは何かを知り、このような炎上を防ぐ方策を考えます。
A-8 遠山 信一郎 (トオヤマ シンイチロウ) 法務研究科教授 [講師紹介はこちら]
高齢者法入門
-ひとの宿命(生病老死)に賢く備える知恵と法律を学ぶ-
[講演概要]
高齢化から相続に至る人生の後半プロセスのさまざまなリスクシーン(課題場面)に賢く対応するための法律知識や実務的手続きを講演します。
A-9 遠山 信一郎 (トオヤマ シンイチロウ) 法務研究科教授 [講師紹介はこちら]
企業価値向上型コンプライアンスの世界にようこそ!
-疲労困憊型から元気型コンプライアンスへ-
[講演概要]
現代企業社会におけるやらされ感いっぱいの疲労困憊型コンプライアンスの現実から、企業価値向上を目指す元気いっぱい型コンプライアンス態勢作りの道筋(ロ―ドマップ)を、講演します。
講演者が代表する科学研究費助成事業の研究成果をわかりやすく解説します。
A-10 遠山 信一郎 (トオヤマ シンイチロウ) 法務研究科教授 [講師紹介はこちら]
現代契約法入門
-現代契約社会を生き抜くための契約理論とスキルを学ぶ-
[講演概要]
中央大学ビジネススクールの人気講座「現代契約法」の教材を用いて、現代の契約社会を、ビジネスパーソンや消費者として生き抜くための契約理論とスキルを、豊富な具体例を用いて、分かり易く講演します。
A-11 野村 修也 (ノムラ シュウヤ) 法務研究科教授 [講師紹介はこちら]
大学の始まりと「法典編纂」
-中央大学はなぜ実学を重視するのか-
[講演概要]
大学の起源は12世紀のヨーロッパにさかのぼります。その1つであるボローニャ大学では、ローマ法大全を教材に「法典編纂」の技術が研究されていました。明治時代に創られたわが国の私立大学も「法典編纂」論争が産み出したものでした。この意外な共通点から、中央大学のルーツを探り、実学の伝統がなぜ生まれたのかを考えたいと思います。
A-12 福原 紀彦 (フクハラ タダヒコ) 法務研究科教授 [講師紹介はこちら]
長寿高齢化と低金利時代の金融法
-NISA・投資信託・確定拠出年金・養老保険と法-
[講演概要]
超高齢化社会の年金制度と事業承継・資産運用は、「貯蓄から投資へ」をスローガンにしたさまざまな制度を次々と誕生させています。長引く低金利とトランプ現象のもとでの先行き不安が高まる中で、それらはどのように活用されるのでしょうか。現代金融法の最前線を探ります。
A-13 福原 紀彦 (フクハラ タダヒコ) 法務研究科教授 [講師紹介はこちら]
Fintechによる電子商取引・電子決済法の展開
-コンビニ・宅配・スマホとインターネット・電子マネー-
[講演概要]
各地に展開するコンビニと宅配をインフラとしたインターネット・ショッピング、スイカ・パスモをはじめとする電子マネー、皆がもつ銀行口座の振替・振込・支払委託によるインターネット・バンキングやペイメント・サービス・プロバイダー等、その仕組みと法的ルールを明らかにします。今からでも遅くない、Fintech時代を迎えた日常生活の高度化に追いつくために、最先端の大学講義を緊急公開します。

経済

B-1 工藤 裕子 (クドウ ヒロコ) 法学部教授 [講師紹介はこちら]
共有経済時代のライフ・スタイル
-シェリング・エコノミーは生活を変えるのか-
[講演概要]
訪日外国人が急増、また2020年東京五輪に向けて宿泊施設の不足が指摘される中、Airbnbなどを活用した民泊の可能性が注目されている。Airbnbに限らず、Uberなどシェアリング・エコノミー(共有経済)が世界的に拡がっており、日本もその例外ではなくなりつつある。モノを持たず、必要な時に必要なだけ借りて使う、という新しいライフ・スタイルは今後、本当に定着するのか。みながモノを買わなくなると、モノは売れなくなってしまうのか。シェアリング・エコノミーの社会がどのようなものとなるのか、考える。
B-2 井村 進哉 (イムラ シンヤ) 経済学部教授 [講師紹介はこちら]
フィンテック時代:金融の世界はどう変わるのか?
[講演概要]
英EU離脱、トランプ政権の登場を機にグローバル化の転機を迎える世界で、「仮想通貨」(ビットコイン)の登場や携帯・スマホ業界・電力・小売業など異業種との相互参入が相次ぐ金融業界。IT化・情報化の新段階である「フィンテック」は金融の世界をどう変えるのかを考えます。
B-3 井村 進哉 (イムラ シンヤ) 経済学部教授 [講師紹介はこちら]
アベノミクス・「異次元金融緩和」・「マイナス金利」はどうなる?
-「金融政策」の基礎に立ち返って考える-
[講演概要]
「アベノミクス」の中心の「矢」である「異次元金融緩和」政策は、昨年来の日銀の「マイナス金利」政策の導入、「量的緩和+金利政策」への転換で「矢」が出尽くした。アベノミククスの帰趨は如何に?「金融政策」の基礎に立ち返って考えます。
B-4 谷口 洋志 (タニグチ ヨウジ) 経済学部教授 [講師紹介はこちら]
US・リスクとチャイナ・リスクにどう対応するか
-米中経済における不確実性の高まりの中で-
[講演概要]
米国トランプ新政権の経済政策は言語明瞭・政策不明瞭、中国習政権の経済政策は目的明瞭・政策及び効果不明瞭であり、世界経済にとっては大きな不確実性・リスク要因となっています。米国経済と中国経済の不確実性・リスクとはどのようなものであり、それは2017年と2018年以降の日本経済及び世界経済にどのような影響を及ぼすかについて考えます。
B-5 谷口 洋志 (タニグチ ヨウジ) 経済学部教授 [講師紹介はこちら]
中国の経済統計はデタラメか?
-中国を正確に理解し、適切な日本の対応を考える-
[講演概要]
中国の経済統計、とりわけGDP(国内総生産)統計は信用できず、水増しが行われているとの批判が絶えません。しかし、その批判論を詳細に見ていくと、どれも的外れで、経済学的考察が不十分です。特に中国経済の崩壊を主張する議論は日本国民を誤り導き、不適切な対応を招くという意味で、危険な議論です。ここでは、中国の経済統計をどのように読めばいいか、そしてそれをもとに日本はどのように対応すべきかについて考えます。
B-6 中條 誠一 (ナカジョウ セイイチ) 経済学部教授 [講師紹介はこちら]
世界のお金(通貨)にまつわる面白話
-ドル、ユ-ロ、人民元、そしてアベノミクスで円は?-
[講演概要]
世界は、「金余り」の時代を迎え、物ではなくお金の動きに左右されています。そこで、世界のお金にまつわるお話をしたいと思います。
ドルを持つアメリカは、どうしていい思いができるの? トランプ新政権の誕生で、どうなるの? ヨ-ロッパのユ-ロ危機はどうして起きたの? いずれは人民元が台頭して、アジアを支配してしまうの? 日本はアベノミクスでお金をばらまいたけど、復活できるの?
雲をつかむような世界の話から、身近のアベノミクスの成否まで幅広くお話します。
B-7 中條 誠一 (ナカジョウ セイイチ) 経済学部教授 [講師紹介はこちら]
日出づる人民元、日没する円
-人民元は本当に国際通貨になったのか、アベノミクスで円はどうなるのか?-
[講演概要]
何かと、中国の経済や人民元が話題になっています。
特に、人民元は国際通貨として、IMFのお墨付きをもらい、物だけでなくお金の面でも力をつけてきているように見えますが、本当にそうなのでしょうか。お金の面から世界を眺めた場合、ドルやユーロに加えて、人民元はどこまで通用するようになってくるのでしょうか。
もし、アジアを人民元が支配するようになったら、日本はどうなるのでしょうか。アベノミクスの行方や、円の復権を含め、お金(通貨)の動きを易しく、面白くお話しします。
B-8 長谷川 聰哲 (ハセガワ トシアキ) 経済学部教授 [講師紹介はこちら]
世界経済の潮流と日本
-米国通商政策と英国EU離脱の日本への影響-
[講演概要]
米国新大統領によるTPP(環太平洋戦略的経済連携)協定からの離脱と北米自由貿易協定の見直し、英国の欧州連合離脱は、日本と世界経済にどのような影響をもつのか、日本はどのように対応するべきかを解説する。

※その他、国際経済、貿易、直接投資、TPP、APEC、トランプノミクス、消費税引き上げをテーマにした講演も可能です。

B-9 長谷川 聰哲 (ハセガワ トシアキ) 経済学部教授 [講師紹介はこちら]
日本企業の対外投資戦略
-グローバル・バリューチェーン構築の課題-
[講演概要]
今日の世界経済では、複雑な国内外調達のネットワークが形成されています。その実態と、日本企業の今後のとるべき発展戦略を解説します。

※その他、国際経済、貿易、直接投資、TPP、APEC、トランプノミクス、消費税引き上げをテーマにした講演も可能です。

B-10 長谷川 聰哲 (ハセガワ トシアキ) 経済学部教授 [講師紹介はこちら]
今後の消費税のあるべき姿
-社会保障における国民負担の制度設計-
[講演概要]
延長された消費税の10%への引き上げは、今後どのように私たちの生活に影響してくるのか?今後の変化が、家計にも、企業にもどのような負担と影響が及ぶのかを社会保障制度との関係で解説します。

※その他、国際経済、貿易、直接投資、TPP、APEC、トランプノミクス、消費税引き上げをテーマにした講演も可能です。

B-11 山﨑 朗 (ヤマサキ アキラ) 経済学部教授 [講師紹介はこちら]
産業クラスターとは何か?
[講演概要]
産業の垣根は曖昧になり、産業は複雑なシステムとして機能するようになった。関連支援産業を含む、産業クラスターの概念と産業クラスターを活用した地域戦略について解説する。
B-12 山﨑 朗 (ヤマサキ アキラ) 経済学部教授 [講師紹介はこちら]
日本のイノベーション
-なぜ収益、生産性向上、1人当たりGDPの上昇につながらないのか-
[講演概要]
日本の技術貿易収支は近年ようやく黒字化するようになった。しかし、日本企業の収益、日本の1人当たりGDPは2位から26位にまで低下している。イノベーションを経済の活性化に結びつけるための戦略とは?
B-13 村上 研一 (ムラカミ ケンイチ) 商学部准教授 [講師紹介はこちら]
経済理論のエッセンスから現代の課題を考える
-スミス、マルクス、ケインズの考え方を中心に-
[講演概要]
高校の教科書にも登場するスミス、マルクス、ケインズの思想のエッセンスを学ぶことを通じて、経済・経済学を学ぶ意義と、現代社会がかかえる諸課題について考察します。併せて、経済・商学系学部・学科で学ぶ内容の概要や相互の相違についても考えていきたいと思います。(主に高校生・高校教員向け)
B-14 生田目 崇 (ナマタメ タカシ) 理工学部教授 [講師紹介はこちら]
近年の小売市場と消費者の購買行動の変遷
-様々なデータから見る市場の変化-
[講演概要]
近年,小売業のあり方が変化しています.インターネットでの買い物が一般的になり,また実際の小売店での消費者の購買も大きく変わっています.消費者行動及び情報技術の観点から購買の現場の変遷を考えます.
B-15 杉浦 宣彦 (スギウラ ノブヒコ) 戦略経営研究科教授 [講師紹介はこちら]
6次産業化の実現を目指して
-拡大する「福島モデル」と6次産業化実現の条件を考える-
[講演概要]
政府が推し進める農業改革の流れの中で「6次産業化」という言葉が登場しているが、あまり成功した事例はない。そんな中、現在も風評被害で苦しむ福島から登場した「福島モデル」が6次化産業実現の最先端の形として広がりを見せている。6次産業化実現の条件は何か、福島モデルを題材に紐解いていく。
B-16 田中 洋 (タナカ ヒロシ) 戦略経営研究科教授 [講師紹介はこちら]
ブランド戦略入門
-事例で学ぶ-
[講演概要]
ブランドを構築することは現在ではビジネスにとって不可欠の知識となっています。しかしブランドについてわからないことが多いと言う声を聴きます。講演者は過去に1社以上の企業にインタビューして実際のブランドづくりの現場に学んでブランド戦略の体系化を果たしました。本講演ではこうした現場の知識に基づいたブランド戦略の実際をお話しします。
B-17 服部 健治 (ハットリ ケンジ) 戦略経営研究科教授 [講師紹介はこちら]
大衆消費社会に入った中国市場
[講演概要]
昨今中国経済は大きな転換期を迎えている。しかし、成長率の低下をとらえ日本のマスメディアは中国の将来に悲観的な報道を流すが、実態は、日本の1970年代~80年代の「大衆消費社会」に突入している。衣食住のモノの消費から、余暇の活用・教育・個性の自覚とコトの消費に移っている。中国の実相を、マクロ経済分析を交えて解説する。
B-18 服部 健治 (ハットリ ケンジ) 戦略経営研究科教授 [講師紹介はこちら]
奮闘する在中国日本企業
-日系企業の苦悩と経営戦略-
[講演概要]
日本企業は内需喚起に転化した巨大な中国市場でいかに成功するか、今その経営戦略が問われている。重要なキーワードの一つが「現地化」と「グローバル化」であり、中国人幹部の育成とともにマーケティング戦略、日本本社との組織関係などが検討されなければならない。具体的実例をもとに競争優位戦略の要諦を説明する。

国際・グローバル

C-1 宮丸 裕二 (ミヤマル ユウジ) 法学部教授 [講師紹介はこちら]
英語の新聞や小説を辞書なしで誰でも必ず読めるようになる方法
-それでもやっぱり洋書を読んでみたい方々へ-
[講演概要]
学校の授業でもそれ以外の場でも、いつか英語ができるようになりたいと、何度も英語の勉強にチャレンジしたことがあるかも知れない。しかし、英語教育も教材も産業もこれだけ世に溢れていながら、残念ながらペーパーバックの英語の本や新聞を電車の中で読むことができる人は多くない。それは学習の方法を誤っているからである。その誤りから説き起こして、本講では意志のある人なら年齢や学習歴に関わらず誰でも必ず英語をスラスラと読めるようになる方法を紹介したい。
C-2 宮丸 裕二 (ミヤマル ユウジ) 法学部教授 [講師紹介はこちら]
海外で生活することなく英語を誰でも必ず話せるようになる独習方法
-それでもやっぱり英語を話せるようになりたい方々へ-
[講演概要]
学校で習った英語は実地では使い物にならないから、「生きた英語」を聞き取り、話せるようになるには、英会話や海外生活の体験が是非とも必要であるという考えは今も根強い。
しかし、かつてに比べて海外が近づいたのと同様に、我々の日常にある英語に関する環境も随分と様変わりしていることを見過ごしては惜しい。本講では、これをうまく独習に使うことで、現在の日常生活の中で誰でも英語の聴き取りと会話の十分な能力を身につける方法をご紹介したい。
C-3 千葉 謙悟 (チバ ケンゴ) 経済学部准教授 [講師紹介はこちら]
もう一つのグローバルランゲージ?
-中国語と中国の言語戦略-
[講演概要]
中国の存在感の高まりはすべての分野においてめざましいものですが、ことばの世界でも例外ではありません。中国語は周知のように話者人口世界一の巨大言語ですが、今や中国一国の枠を越え、主にビジネス上の動機から世界中で学ばれる言語となっています。加えて、中国は国策として中国語の海外普及に熱心に取り組んでいます。この講演では、まず中国語とはどのようなことばかについて解説した後、中国はどのように自国のことばを海外に広めようとしているのかについて紹介します。
C-4 谷下 雅義 (タニシタ マサヨシ) 理工学部教授 [講師紹介はこちら]
オランダ 水に囲まれた暮らし
[講演概要]
国土の約1/4が海面下にあるオランダおよびそこで暮らすオランダ国民が,水に対してどのように戦い,水とどのように関わってきたのかこれらを通して,オランダと日本の水環境の違いについて,“The Dutch and their delta”の本また昨年3月まで半年,在外研究で滞在したオランダでの生活をもとに紹介する.
C-5 服部 健治 (ハットリ ケンジ) 戦略経営研究科教授 [講師紹介はこちら]
中国企業家の性格と行動様式
[講演概要]
中国企業家の思考や行動を考える際、まずその枠組みを形成している中国企業の発展を知らねばならない。中国では21世紀に入り、ようやく現代的企業が成長し、本格的な企業人が誕生してきた。中国人企業家は、一つは中国の長い文化的伝統・慣習からくる対人関係術、あと一つは新興国が持つ一般的な文化が反映しており、非近代的な制度・法律の制約などから影響を受けている。彼らのビヘイビアを探る。

ICT・科学・環境

D-1 工藤 裕子 (クドウ ヒロコ) 法学部教授 [講師紹介はこちら]
ロボットは日本を救う?
-ロボットと共存する社会とは-
[講演概要]
少子高齢化が進み、人口が減少している日本において、将来の労働力不足は必至であるが、その解決先として多くの国が推進している外国人労働力の受け入れはあまり望めそうになく、現在想定されているのは人間とロボットが共存する社会である。介護ロボット、手術支援ロボット、掃除ロボット、ペットロボットなどは既に現実のものとなっているが、人工知能を含め、ロボットと共存する近未来社会とは一体どのようなものか。課題はないのか。また今後、整備していなかければならない社会基盤、制度とは何か。
D-2 阿部 正浩 (アベ マサヒロ) 経済学部教授 [講師紹介はこちら]
人工知能(AI)やロボットとこれからの仕事
-これから働き方はどう変わるのか-
[講演概要]
人工知能(AI)の登場で今ある仕事の半分が無くなる。これは民間のシンクタンクがAIの影響をシミュレーションした結果です。果たして本当に仕事の半分が消えて無くなってしまうのでしょうか。人工知能やロボットが仕事にどう影響し、私たちの働き方が今後どう変化していくのかについてお話ししたいと思います。
D-3 上村 慎治 (カミムラ シンジ) 理工学部教授 [講師紹介はこちら]

後期は在外研究のため
9月5日までならば対応可能

生体分子の動態を探る試み
-どこまで進む最先端の技術-
[講演概要]
私たちの体の中で、さまざまな機能を持つ生体分子は、その1つ1つの形が重要な意味を持つ。そのため、分子の形を探ることが、しくみを理解する上での重要な第1ステップとなる。構造生物学の技術が最先端はどこまで至っているのかを紹介する。
D-4 田口 善弘 (タグチ ヨシヒロ) 理工学部教授 [講師紹介はこちら]
ゲノム科学でわかること
-なぜアンジョリーナ・ジョリーは乳房と卵巣を切除しなくてはならなかったのか?-
[講演概要]
2015年3月、アカデミー賞女優であり、同じくハリウッド俳優ブラッド・ピットの妻でもあるアンジョリーナ・ジョリーが「卵巣ガン予防のため」卵巣を摘出したというニュースが世界を駆け巡り、衝撃を与えた(ジョリーは2013年5月には乳がん予防のために乳房の切除も既に行っている)。肉体も含めた美貌が生命線のはずの女優にまで乳房を切除するのみならず、女性としてより重大な決断である卵巣の摘出をも決断させた裏には近年の急激なゲノム科学の進展があった。ゲノムとはなんなのかから説き起こし、ジョリーの決断の裏にあったものまでを説明する。
D-5 田口 善弘 (タグチ ヨシヒロ) 理工学部教授 [講師紹介はこちら]
バズワードとしてのAI
-弱いAIと強いAI-
[講演概要]
巷では盛んにAI(人工知能)がもてはやされ、自動運転などの実現も間近と思われている。しかし、いま巷で話題になっている人工知能はいままで想定されてきたいわゆるAIとは似て非なるもので機械学習・統計学習という名称がふさわしく、むしろ、物理学に源流を持っている。僕はAIの研究者ではないが物理学者であり、専門のバイオインフォマティクスの研究に機械学習・統計学習を用いているのでその観点から間違ったAIへの認識を正す講演をしてみたい。
D-6 戸井 武司 (トイ タケシ) 理工学部教授 [講師紹介はこちら]
身近な「音」について考える
-不快な騒音対策から快音化による快適な音環境創り-
[講演概要]
生活に身近な「音」には,機械などの不快な“騒音”と,音楽など人を快適にする“快音”がある.近年では,自動車,家電,スポーツ用具などの商品性を高めるために音に着目した製品や,色や形状と動作音を考慮した品質の高いものづくりがなされている.本講演では,音の発生メカニズムから快適な音に変える快音化技術まで,最新の具体的な研究事例を交えわかりやすく紹介する.
D-7 飯尾 淳 (イイオ ジュン) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
人工知能の仕組みとは
-人工知能は人間を超えられるのか?-
[講演概要]
現在、再び人工知能が流行しており、第三次人工知能ブームといわれています。ただし、実際のシステムに組み込まれて活用されている点がこれまでの人工知能ブームと大きく異なる点でしょう。また、将棋や囲碁など、これまでは無理だと思われていたゲームで人間のトッププレイヤーに勝利できるようになった点も画期的です。なぜそのようなことが可能となったのか、根本的な仕組みは何か、将来どうなるのか、人間との共存は可能なのかなどを解説します。
D-8 飯尾 淳 (イイオ ジュン) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
メディア・リテラシー論
-ずさんな情報に騙されないようにする方法-
[講演概要]
テレビや新聞、雑誌といったマスメディアだけでなく、昨今はインターネット・メディアやソーシャル・メディアなど、ネットを介した情報流通が発展しています。しかし、そのようなメディアで流通される情報は玉石混交であり、迂闊に信用すると痛い目にあうことも。本講演では、近年頻発する様々な事件を具体例として、情報の質を見分ける方法、各種メディアとどのように付き合っていくべきかについて、解説します。

地域・社会・政治

E-1 工藤 裕子 (クドウ ヒロコ) 法学部教授 [講師紹介はこちら]
ビッグ・スポーツ・イベントのレガシーとは何か
-ロンドン五輪の経験から東京五輪のレガシーを考える-
[講演概要]
サッカーやラグビーのワールド・カップ、オリンピックなどのビッグ・スポーツ・イベントは、スポーツ愛好者やアスリートたちだけのものではなく、開催都市や国家の象徴であり、またインフラ整備などを含め地元への経済効果も期待される。このため、世界中の都市や国家はこれらのビッグ・イベントやメガ・イベントを誘致しようと躍起となってきたが、一方で最近、オリンピック立候補都市が減少するなどの現象も見られる。競技施設だけではないビッグ・スポーツ・イベントのレガシーについて、ロンドン五輪が遺した市民のスポーツ参加、ボランティアの育成、スポーツ・イベントのマネジメント・ノウハウなどのソフト・レガシーから考える。
E-2 工藤 裕子 (クドウ ヒロコ) 法学部教授 [講師紹介はこちら]
「トランプ現象」とは何か?
-ベルルスコーニ首相時代をサバイバルしたイタリアから考える-
[講演概要]
2016年のアメリカ大統領選挙の結果に世界中が驚き、イギリスのEU離脱国民投票やイタリアの憲法改正国民投票の結果までもが「トランプ現象」と言われたが、本当にそうなのだろうか。1994年5月に第一次ベルルスコーニ政権が誕生してから2011年11月にその第四次政権が終わるまで、実質9年間にわたるベルルスコーニ首相時代をサバイバルしたイタリア国民の、それぞれの地域に根差したささやかな抵抗と生活の知恵から、トランプ現象のクリエイティブな克服の可能性を考える。
E-3 工藤 裕子 (クドウ ヒロコ) 法学部教授 [講師紹介はこちら]
離島の意味を考える
-尖閣諸島や竹島だけでない、離島の課題と可能性-
[講演概要]
尖閣諸島や竹島の領有権の問題がクローズアップされるが、「島」の問題はこれだけでない。島国でありかつ島嶼部の多い日本において、離島、特に国境離島の果たす役割は大きい。排他的経済水域はもちろん、水産資源、鉱物資源、エネルギー源などを確保、安全保障上、重要な役割を果たし、多様かつ特殊な生態系を保全、また独自の伝統文化を遺す。一方、遠隔地であるため、安定的な物資やエネルギーの供給など日常生活にも困難がつきまとう。世界遺産となった小笠原諸島をはじめ、沖縄、奄美諸島を取り上げ、世界の島と比較しつつ、離島の持つ意味を考える。
E-4 阿部 正浩 (アベ マサヒロ) 経済学部教授 [講師紹介はこちら]
「一億総活躍社会」の背景と行方
-これからの日本社会と働き方-
[講演概要]
現在、少子高齢化の流れに歯止めをかけ、誰もが活躍できる「一億総活躍社会」の実現に向けて様々な施策に政府は取り組もうとしています。「一億総活躍社会」については様々に議論されていますが、こうした政策目標を政府が置く背景を概説し、我々の生活や働き方にどのように関連するかについてお話したいと思います。
E-5 中川 洋一郎 (ナカガワ ヨウイチロウ) 経済学部教授 [講師紹介はこちら]
世界の長寿企業は,なぜ,日本に圧倒的に多いのか
-「ヒトを育てる」日本型と「ヒトを選別する」欧米型-
[講演概要]
全世界で創業200年超の企業5586社のうち,その56%(社)が日本企業(2008年の統計).なぜ,長寿企業は日本に多いのか.大きな枠組みで見ると,欧米企業が「ヒトを入れ替えて」経営するのに対して,日本企業では「ヒトを育てる」ことで経営するからである.日本型は短所(退嬰的・馴れ合いなど)もあるが,比類なき長所(技能・技術の社内蓄積など)があり,それが多くの長寿企業を生んでいる.じたばたせずに,「短所も長所もともに受け入れる」のが,正解.
E-6 山﨑 朗 (ヤマサキ アキラ) 経済学部教授 [講師紹介はこちら]
東京飛ばしの地方創生
[講演概要]
地産地消や自然エネルギーの活用だけでは地方は創生しない。人口減少、国内市場の縮小する時代における地方創生は、グローバル化への対応である。グローバル化で先行する福岡と沖縄のケースを取り上げ解説する。
E-7 斯波 照雄 (シバ テルオ) 商学部教授 [講師紹介はこちら]
あなたの「まち」の成長戦略を考える
-少子高齢化社会の中での「まち」の発展条件の再検討-
[講演概要]
「まち」はいろいろな条件下で発展したり、衰退したりしてきました。現在に至る西欧、日本における都市環境、経済構造の変化の中での市民の対応や都市構造の事例を紹介、比較しながら、「まち」の発展条件を考えていきます。その上で、あなたの「まち」の現状を踏まえ、「まち」が内包する資源や潜在力の再発見、有効活用によって魅力ある「まち」の形成に向けての方策を考えてみたいと思います。
E-8 天田 城介(アマダ ジョウスケ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
超高齢社会/人口減少社会における人びとの生き方の変容
-地域間格差をどのように解決するか-
[講演概要]
低成長時代の超高齢社会/人口減少社会においては地方で働くことは厳しいものになり、地域間格差が大きくなっている。このような状況がどのようにして生じたのかを説明し、その解決を探る。
E-9 天田 城介(アマダ ジョウスケ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
現代日本社会における高齢者介護の変容
-この25年で高齢者介護はどのように変わったか-
[講演概要]
この4半世紀で日本の高齢者介護のあり方は大きく変容した。単身世帯や高齢夫婦世帯の急増に加えて、シングルの成人子との同居も増加した。こうした高齢者介護の変化を論じ、その解決法を探る。
E-10 天田 城介(アマダ ジョウスケ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
ケアの現場で働くということ
-超高齢社会における高齢者ケアの現場の苦悩-
[講演概要]
超高齢社会における高齢者ケアで働く人たちは単身高齢者の支援や複雑な問題を抱える家族への関わりや貧困・虐待などのケースへの関わりなどしんどさを抱えている。その現状を説明し、解決法を探る。
E-11 山科 満 (ヤマシナ ミツル) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
精神科医から見た被災地の現状と被災者の心
[講演概要]
私は発災直後からボランティアの精神科医として岩手県北の小さな村に通い,地域の精神保健関係者と連携しながら被災者の巡回面談を続けています。復興は目に見える形で進んできましたが,心の回復は個人差が大きく,今なお心の痛手に苦しむ人も少なくありません。私が目にしたことと直接聞いたことを素材として,被災者の現状をお伝えします。また,中央大学の学生は東北三県で粘り強く活動を続けておりますので,その一端についてもご紹介させていただきます。
E-12 安念 潤司 (アンネン ジュンジ) 法務研究科教授 [講師紹介はこちら]
高速増殖炉「もんじゅ」の来歴
-戦後日本にとって核開発とは何だったのか?-
[講演概要]
すったもんだの挙句に「もんじゅ」の廃炉が決まった。「資源の乏しい国日本」という、挙国一致の言説の下に、核開発はいかなる希望と欲望を担って進められてきたのか。「もんじゅ」の来歴を中心に概観する。
E-13 野村 修也 (ノムラ シュウヤ) 法務研究科教授 [講師紹介はこちら]
「空き家」問題の処方箋
-中古住宅の利活用こそが地方創生の鍵だ-
[講演概要]
人口減少に伴い空き家率は年々上昇しています。ニュース等では倒壊間近な空き家を自治体が取壊す様子が取り上げられがちですが、実は大部分の空き家は利用可能なまま放置されています。その意味では、空き家は地方にとって一種の埋蔵金とも言えるもので、これを流通に回し利活用できれば地方経済の活性化につながります。そこで今回は、空き家が持つ潜在的価値とその利活用の仕方について、皆さんと一緒に考えたいと思います。
E-14 杉浦 宣彦 (スギウラ ノブヒコ) 戦略経営研究科教授 [講師紹介はこちら]
Fintechの拡大と思わぬ落とし穴
-新たな金融サービス利用時の留意点を指摘・検討する-
[講演概要]
現在、官民を挙げてFintechの拡大が進められており、決済分野を中心に新しい金融サービスが次々に生まれようとしているが、反面、その複雑さゆえに、業者間の責任問題や個人情報保護の問題等、様々な問題・課題も浮上してきている。本講演では、これらの課題を再検討し、新たに登場してきた金融サービスの利用に当たっての注意点を提示する。
E-15 露木 恵美子 (ツユキ エミコ) 戦略経営研究科教授 [講師紹介はこちら]

受け持ち授業の関係により
土曜日以外であれば対応可能

地域創生と六次産業化
[講演概要]
地方創生のかけ声のもと、生産者が加工・販売まで行う六次産業化が推進されています。その目的は、生産物に付加価値をつけ、生産者の収入向上を図ると同時に、地方創生のきっかけをつくることです
本講演では、具体的な六次産業化の事例(駿河湾の桜えび漁に携わる由比港漁協青年部の活動、漁業の流通システム改革を行う羽田市場の事例、農業者のネットワークを構築した和郷園等)の具体例を交えて、六次産業化と地域活性化についてお話しします。
E-16 加賀野井 秀一 (カガノイ シュウイチ) 理工学部教授 [講師紹介はこちら]
情報過多社会をどう生きるか
-ポスト・トゥルース時代の到来-
[講演概要]
トランプ大統領の就任以来、フェイク・ニュースやプロパガンダが話題を呼んでいます。また、近年、さまざまなツールが発達し、むしろ情報が多すぎて、真偽を確かめるのも、思索を深めるのも難しくなってきているのではないでしょうか。どうすればしっかりしたオピニオンを持ち得るのか、この緊急の問いをご一緒に考えてみたいと思います。

人文・文化

F-1 千葉 謙悟 (チバ ケンゴ) 経済学部准教授 [講師紹介はこちら]
蟹文字(アルファベット)とサムライ
-幕末明治期の「文明の翻訳」-
[講演概要]
今から1年以上前、日本の知識人はあまりにも異なりあまりにも先進的な西欧の文物・文化に接しました。しかしそれを受け入れる際、国語を英語やフランス語にはせず、すべて日本語に訳して導入するという道を選びました。現在私たちが何気なく使っている「郵便」「科学」「電池」などといった語は、すべて当時の翻訳語です。この講演では幕末明治期の知識人による翻訳の営みについて、その具体例を紹介します。
F-2 千葉 謙悟 (チバ ケンゴ) 経済学部准教授 [講師紹介はこちら]
日本語と漢字
-漢字・漢文の10年史-
[講演概要]
中国から朝鮮半島経由で漢字が日本に伝わってから10年ほど経ちます。日本では中国語の文字である漢字を使いこなすためさまざまな工夫が試みられました。さらに漢字・漢文は日本語の発音、語彙、文法のすべてにわたり極めて大きな影響を与えてきました。今や切り離すことが不可能に見えるほど、漢字は現代日本語の中に深く組み込まれています。この講演では日本における漢字がたどった10年間の歩みを、主要なトピック・時代ごとに解説します。
F-3 中川 洋一郎 (ナカガワ ヨウイチロウ) 経済学部教授 [講師紹介はこちら]
地球環境悪化とユダヤ・キリスト教の人間中心主義
-「牧畜肉食」欧米文明と「稲作漁労」日本文明-
[講演概要]
今から年ほど前に、アメリカ人のリン・ホワイトが「今日の地球環境悪化の原因は、旧約聖書創世記の記述において、神が人間に自然を征服して、消尽することを命じたからだ」と述べて、欧米キリスト教界で激しい賛否両論を巻き起こした。確かに欧米キリスト教文明はわれわれが享受するこの豊かな生活を実現させたが、同時に、その人間中心主義こそ、取り返しのつかない破壊的な害悪を地球にもたらした。世界で標準となった欧米「牧畜肉食文明」に対して、異議を唱えられるのは、日本の「稲作漁労文明」なのではないか。
F-4 中川 洋一郎 (ナカガワ ヨウイチロウ) 経済学部教授 [講師紹介はこちら]
台湾《日本語族》が,日本の若者にどうしても伝えたいこと
-三つの国を生きた人々の渾身のメッセージ-
[講演概要]
台湾《日本語族》とは,日本統治下の台湾に生を受け,若い頃に日本教育を受けたおかげで日本語を流暢に話す台湾人.80歳代以上のお年寄りが該当する.彼らの心の中には,日本の若者たちにどうしても伝えたい強烈なメッセージがある.それは「日本に生まれた幸せを感じなさい」である.なぜ,彼らは日本の若者たちにそう語りかけたいのか.日本・中国・台湾という三つの国に生きた《日本語族》の波乱の生涯をたどることで,日本と日本人の真実について考えてみたい.
F-5 早坂 七緒 (ハヤサカ ナナオ) 理工学部教授 [講師紹介はこちら]
3つのドイツ・リートとムージル
-歌曲の隠された意味を、ムージルの叡智で考察する-
[講演概要]
「野バラ」、「菩提樹」、「歓喜の歌」・・・だれでも知っている歌の本当の意味は何だったのか。ゲーテ、シラー、ベートーベン、シューベルトにまつわるエピソードも含めて解釈する。それをどう考えるか。20世紀ベストのドイツ小説『特性のない男』の著者ローベルト・ムージルの言葉とともに解明してゆく。

※上記以外にも「ローベルト・ムージル」「ウィーン」「オペラ」「ゲーテ」「シラー」「トーマス・マン」「カフカ」「ベートーベン」「シューベルト」「ハプスブルク」等をテーマにした講演も可能です。

F-6 宇佐美 毅 (ウサミ タケシ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
NHK「朝ドラ」の魔力
-その主人公像と放送形態から考える-
[講演概要]
NHK「連続テレビ小説(朝ドラ)」は、毎日朝から15分だけ放送する世界でも珍しい放送形態のドラマですが、年以上にわたって愛され続けてきました。その内容は長い間変わらないように見えて、実はその主人公像は時代によって変化しています。多くのテレビ番組が視聴率の低下に苦しんでいる中で、この特異な番組が愛され続けた秘密を、その主人公像と放送形態から解明します。
(その地域を舞台にした作品名をサブタイトルに入れることも可能です。例⇒沖縄『ちゅらさん』『純と愛』、東京大田区『梅ちゃん先生』『花子とアン』)
F-7 宇佐美 毅 (ウサミ タケシ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
「大河ドラマ」は時代を越える
-日本人に愛され続けた歴史ドラマ-
[講演概要]
NHKの「大河ドラマ」は、年以上にわたって愛され続けたテレビドラマシリーズです。しかし、「時代劇」という枠組で言えば、『水戸黄門』『大岡越前』など、かつての定番時代劇は地上波から姿を消しました。歴史ドラマは世界各国で放送されているのに日本では時代劇が衰退している状況を考え、それでもなお「大河ドラマ」が時代を越えて根強く愛され続けている要因を明らかにしていきます。
(時間的には多少詰め込み気味になりますが、「大河と朝ドラ」というタイトルで、二つのシリーズをまとめて話すことも可能です。)
F-8 宇佐美 毅 (ウサミ タケシ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
若者たちは恋愛をしなくなったのか
-『君の名は』『逃げ恥』などに見る現代的恋愛像-
[講演概要]
「草食系」という言葉が定着したように、若者たちは恋愛に消極的になっていると言われています。その一方で、昨年の映画『君の名は』やテレビドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』が人気を集めたように、フィクションの世界で恋愛は今でも重要なテーマです。そこで考えるべきことは、恋愛のあり方も時代によって変化していくということです。恋愛を描くフィクションの歴史を振り返りながら、現代の若者たちには現代なりの恋愛の姿があることを解き明かしていきます。
F-9 宇佐美 毅 (ウサミ タケシ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
池井戸潤作品はなぜヒットするか
-『半沢直樹』『下町ロケット』などに見る現代性-
[講演概要]
パソコンや携帯電話の普及もあって、テレビの視聴率は下がり続けています。しかし、その中で池井戸潤の小説をテレビドラマ化した作品『半沢直樹』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『下町ロケット』などは、いずれも高視聴率を記録しています。そこには、池井戸潤作品の持つ魅力と同時に、それを受け入れる時代背景や現代の視聴者の好みがあります。そのような視点から、現代にヒットするテレビドラマ作品と時代との関係を明らかにしていきます。
F-10 宇佐美 毅 (ウサミ タケシ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
芥川賞とノーベル文学賞のはなし
-又吉直樹『火花』と村上春樹の文学賞報道から-
[講演概要]
ふだん小説を読まない人でも、文学賞の報道に接するとその作品を読んでみたいという気持ちになります。しかし、芥川賞は純文学の新人賞、本屋大賞は書店員が選ぶエンターテイメント作品への賞、ノーベル文学賞は作品ではなく人に与えられる賞、といった違いがあります。又吉直樹『火花』村田沙耶香『コンビニ人間』の芥川賞受賞や、村上春樹がノーベル文学賞を受賞するかといった報道を考えることで、それぞれの文学賞と与えられた作品との関係を解明します。
F-11 小野 潮 (オノ ウシオ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
フランス革命と文学
-革命の理想と現実に文学者はどのように対峙してきたか-
[講演概要]
フランス革命はそれまでの価値観を一新した事件であり、その前後では継続する要素もあるが、その事件を生きた多くの人々は、自分がそれまで前提として生活してきたことを根底から覆されるような感情を抱いた。この革命を、文学者たちはどのように受け止めてきたのか、またそれをどのように表現してきたのか。またさらに文学という制度は、フランス革命というこの事件によってどのように変質してきたのだろうか。こうした問題を、とくに、文学者たちが世代によってこの事件をどのように受け止めたのか。また1793年の恐怖政治を彼らのそれぞれがどのように受け止めたのかを中心にして検討していく。
F-12 小野 潮 (オノ ウシオ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
天才・独裁者に振り回された家族
-ナポレオンとその兄弟姉妹-
[講演概要]
フランス革命後の時期に忽然として現れ、ほとんど全ヨーロッパの支配者となったナポレオン・ボナパルトは、フランスでもとりわけ家族内の結束が強いコルシカの出身者であり、ナポレオンの世界史中にも類を見ない栄達は、その兄弟姉妹の運命をも大きく変えた。他方ナポレオンの政権奪取、その後の政権運営に果たした兄弟姉妹たちの役割にも大きなものがあった。ナポレオンの事績を、その兄であり、ナポリ王、スペイン王となったジョゼフ・ボナパルト、弟でありナポレオンが第一統領となったブリュメール十八日のクーデタで大きな役割を果たしながら、その後兄ナポレオンと確執し、政治の中心から遠ざけられたリュシアン、やはり弟でありオランダ王となりながら、その王位を自ら捨てたルイ、末の妹であり、ナポレオンの部下でありナポリ王となったミュラと結婚したカロリーヌの人生と絡めながら見ていく。
F-13 小林 謙一 (コバヤシ ケンイチ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]

前期は在外研究のため
9月21日以降ならば対応可能

遺跡発掘でさぐる古代の暮らし
-日本考古学最前線-
[講演概要]
最新の研究から、縄文文化の始まりは100年以上前の氷河期に遡り、世界最古の土器出現地の一つであることがわかりました。炭素14年代測定により、日本への水田稲作の伝播は紀元前10世紀に遡りました。日本列島は、北から南まで多くの遺跡が埋まっており、毎年新発見が報じられています。日本文化の基盤となる縄文文化・弥生文化と日本各地の遺跡について、中央大学考古学研究室がおこなっている発掘を含め紹介します。
F-14 小林 謙一 (コバヤシ ケンイチ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]

前期は在外研究のため
9月21日以降ならば対応可能

東日本大震災と考古学
-災害史研究および復興支援の一環として-
[講演概要]
2011年の東日本大震災は大変な災害でした。考古学的調査でも過去の地震・津波・洪水・火山噴火など災害痕跡が検出され、災害史研究として深められつつあり、将来の災害予防に貢献できるはずです。また、福島・岩手では復興が急務ですが、文化財調査が関わっています。移転予定地の遺跡調査は復興の妨げにならないよう様々な工夫がなされ、全国の支援を受け急ピッチで進んでいます。歴史を掘り起こし、地域の皆さんが故郷を誇りとする力となりたいと希望しています。
F-15 小林 謙一 (コバヤシ ケンイチ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]

前期は在外研究のため
9月21日以降ならば対応可能

考古学からみた邪馬台国論争
-卑弥呼の墓はどこか?-
[講演概要]
炭素14年代測定や年輪年代の研究が進み、弥生、古墳時代の年代が定説よりも古い可能性がでてきました。弥生時代から古墳時代へと移る画期となる最古の前方後円墳である箸墓古墳が3世紀中頃となる可能性が示され、卑弥呼の墓かと注目されています。近年では纏向遺跡から宮殿らしき建築物の跡もみつかっています。一方、鉄の出土量などからは吉野ヶ里遺跡に代表される九州説も否定できません。日本古代国家形成に関わる邪馬台国論争について考古学的にさぐります。
F-16 辻 泉 (ツジ イズミ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
若者の友人関係はどのように変化してきたのか?
-質問紙調査結果の経年比較から-
[講演概要]
情報化など、若者を取り巻く社会環境が大きく変化し続ける現代社会において、その友人関係を大きく変わりつつあります。この講演では、質問紙調査結果の経年比較から、その可能性と問題点を探ります。
F-17 辻 泉 (ツジ イズミ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
僕たちはなぜ鉄道が好きなのか
-ファン文化の歴史社会学-
[講演概要]
模型、写真撮影、旅行など、さまざまなジャンルからなる鉄道ファンという趣味。日本は、世界でも稀に見るほど、鉄道ファンが盛んな社会ですが、それはなぜなのでしょうか。実はそこには、明治以来の近代化や敗戦の経験など、この社会の歴史と切っても切り離せない背景が存在していたのです。
F-18 辻 泉 (ツジ イズミ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
若者文化のゆくえ
-社会学の視点から過去・現在・未来を考える-
[講演概要]
これから日本の若者文化は、どこに向かうのでしょうか。「若者文化は社会のリトマス試験紙」とよく言われます。社会学的な視点から、その歴史的変化、現状を踏まえつつ、未来を展望したいと思います。そのことは、日本社会のこれからを考えることでもあります。
F-19 辻 泉 (ツジ イズミ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
若者の地元志向を考える
-それは、内向き化なのか、地域愛なのか-
[講演概要]
近年、若者の地元志向が注目を集めています。かつて地方の若者は、誰もが大都市を目指す「上京志向」を抱いていました。果たして今日の動向は、若者の元気がなくなった「内向き化」と捉えるべきなのでしょうか、それとも「地域愛」ゆえなのでしょうか。アンケート調査の結果などを元に、社会学の視点から迫ります。
F-20 都筑 学 (ツヅキ マナブ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
浮世絵は楽しい
-浮世絵の魅力と可能性-
[講演概要]
昨年末、「すみだ北斎美術館」がオープンしたり、永谷園のお茶づけ海苔に付いてくる広重の浮世絵「東海道五十三次」カードが復活したり、浮世絵が脚光を浴びている。講演者は、2016年度に中央大学教育力推進事業「浮世絵展示を活用したアクティブラーニング」の実施責任者として、10名の学生と一緒に、平木浮世絵美術館から浮世絵を借り受け、2人の学芸員の指導のもとに、学生がテーマを企画し、キャプション制作や額装、展示までをおこなう浮世絵展覧会を実施した(観客者数は5日間で2名)。本講演では、その展覧会で展示した江戸から明治にかけての浮世絵を紹介しつつ、浮世絵の魅力と可能性について語ってみたい。
F-21 藤原 浩史 (フジワラ ヒロフミ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
春はあけぼの
-哲学する清少納言-
[講演概要]
『枕草子』の「春はあけぼの」は,季節の美を並べる随筆とされていますが,実は,「美とは何か?」という問いを論じた評論です。千年前の天才の哲学的思考を語ります。
F-22 藤原 浩史 (フジワラ ヒロフミ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
男もすなる
-仮名文をつくる紀貫之-
[講演概要]
『土左日記』は,紀貫之が女性に仮託した文章とされていますが,文法的にはそう読めません。平安時代にはじめてかな文字で文章をつづろうとする紀貫之の意志を読み解きます。
F-23 加賀野井 秀一 (カガノイ シュウイチ) 理工学部教授 [講師紹介はこちら]
日本の国は日本語から立て直そう
-言葉を磨けば世界が見える-
[講演概要]
言葉はコミュニケーションの手段と言われますが、それ以上に、思考そのものの手段でもあります。ですから、言葉がしっかりすれば、考え方もしっかりする。本講演では、その実例をあげながら、世界の見方を考えてまいりましょう。

教育・心理・哲学

G-1 都筑 学 (ツヅキ マナブ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
スポーツで健康に
-心と身体の状態を知る-
[講演概要]
わが国では、年々平均寿命が長くなり、他国には類を見ない超高齢社会を迎えようとしている。近頃では、健康寿命という言葉もよく聞かれるようになり、単に長生きするだけでなく、元気で長生きすることが一人ひとりの人生における課題になってきている。その課題を達成するためには、日頃の健康管理の一貫としての、スポーツや日常的な運動の役割が極めて重要である。本講演では、スポーツや日常的な運動の効能について紹介するとともに、自らの心と身体の状態を自分自身が的確に把握することの大切さについて語ってみたい。
G-2 山科 満 (ヤマシナ ミツル) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
精神科医から見た今どきの学生のこころ
-過敏な自己愛をめぐって-
[講演概要]
私は日々教員として学生に接しながら、精神科医の視点をもって彼らを観察しています。一見明るく前向きに人生を切り開こうとしている彼らが、実は他者からの評価におびえていることに気づいたのは授業における彼らの反応からでした。時代の変化に敏感な彼らは、この先の人生が「なんとかなる」ものではないことを察知し、他者からの良い評価を得ることに必死にならざるをえないのかもしれません。しかしそれではこころの健康を害することにもなりかねず,私は彼らに対しどのような「処方箋」を書けるのかと自問しています。
G-3 加賀野井 秀一 (カガノイ シュウイチ) 理工学部教授 [講師紹介はこちら]
若者たちの「思考力」があぶない
-過敏な自己愛をめぐって-
[講演概要]
街角でも電車の中でも、最近では、ほとんどの人々が夢中になっている携帯電話にスマートフォン。海外から帰ってくるとその異常さに驚きます。いかにも便利なツールではありますが、それが同時に私たちの思考力を崩していく、そんな側面に警鐘を鳴らさねばなりません。

ダイバーシティ

H-1 廣岡 守穂 (ヒロオカ モリホ) 法学部教授 [講師紹介はこちら]
男だって子育て、孫育て
[講演概要]
孫はかわいい。でも父母と祖父母の関係はけっこう微妙です。双方に甘えもあれば遠慮もあり、言いたいこともつい胸にしまってしまう。さあ、どうする?どうしたらいいのでしょうか?
H-2 辻 泉 (ツジ イズミ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
男子はなぜ孤立するのか
-男性の生きづらさを考える-
[講演概要]
男性にとって、生きづらい社会と言われます。大学でも成績の面でも就職活動の面でも、優秀者は女子が占める時代になりました。一方で男子は、コミュニケーションが不得手で孤立し、深刻な問題を抱えるものが一定数存在します。アンケート調査の結果などから、その深層を探ります。
H-3 露木 恵美子 (ツユキ エミコ) 戦略経営研究科教授 [講師紹介はこちら]

受け持ち授業の関係により
土曜日以外であれば対応可能

働き方改革!
[講演概要]
長時間労働の是正、価値観の多様化、人口減少といった社会的な環境変化のなか、すべての勤労者がより働きやすい職場環境が求められています。しかし、働き方改革と言われても、何をどのように取り組めばよいのかわからないと考える企業も多いのではないでしょうか?本講演では、働き方改革についての簡単な解説にくわえ、中堅中小企業にも参考になる、働き方改革に取り組んでいる企業の事例をとりあげて、わかりやすくお話します。

ビジネス

I-1 山田 省三 (ヤマダ ショウゾウ) 法務研究科教授 [講師紹介はこちら]
過労死・過労自殺をどのように防止するか
-過重労働・パワハラ問題を考える-
[講演概要]
現在、電通の女性社員の自殺事件を発端として、過重労働やパワーハラスメントの防止が社会的課題となっている。本講演では、その原因を明らかにしつつ、過労死・過労自殺の防止策を提言するものである。

その他

J-1 廣岡 守穂 (ヒロオカ モリホ) 法学部教授 [講師紹介はこちら]
泣いて、笑って、歌にして
-つぶやきソングからみえる人知れぬ思いとは-
[講演概要]
10年ほど前から、つぶやきソングの取り組みをしています。だれかに伝えたい日ごろの思いを歌にして、みんなで共有するという取り組みです。夫婦のこと、仕事のこと、そんな泣き笑いから、人生を考えます。
J-2 廣岡 守穂 (ヒロオカ モリホ) 法学部教授 [講師紹介はこちら]
恋愛とデモクラシー
-真珠夫人、愛染かつら、青い山脈-
[講演概要]
いま書いている本のタイトルです。明治の家庭小説から戦後のラブコメまで、そのときどきの社会情勢と関連させながら、大衆小説からみる日本人の意識にせまります。
J-3 濱岡 剛 (ハマオカ タケシ) 経済学部教授 [講師紹介はこちら]
アリストテレスと生物学の誕生
[講演概要]
古代ギリシアの哲学者アリストテレスは、動物について多くの著作を残し,動物の形態、生態、体の作り、生殖などについて精密で体系的な研究を行い、彼において生物学が学問分野として確立したと言ってもよい。彼の動物観察が(現代から見るとおかしなものもあるが)どれだけ精密なものであったか、そしてその観察事実からどのように理論を作り上げ、彼の哲学がどれほど生物学研究に依拠したものであるかを述べる。
J-4 濱岡 剛 (ハマオカ タケシ) 経済学部教授 [講師紹介はこちら]
なぜ子は親に似るのか
-生殖の謎に挑んだ古代ギリシア人-
[講演概要]
古代ギリシアにおける生殖理論に関わる古代の論争のいくつかを紹介したい。たとえば、「子が親に似る」というごくありふれた事実のメカニズムを説明することは、遺伝子が発見されるまで、困難であった。それを説明するために考えられた、古代医学のヒッポクラテス学派は「パンゲネシス」説は、ダーウィンも採用した説であるが、哲学者アリストテレスはそれを批判し独自の理論を提示した。その他、ミツバチの生殖、「自然発生」など、古代において議論となったテーマを取り上げる。
J-5 三浦 俊彦 (ミウラ トシヒコ) 商学部教授 [講師紹介はこちら]
日本の消費者はなぜ品質に厳しいのか
-モノづくり大国日本の歴史的起源から考える-
[講演概要]
日本の消費者が品質に厳しいことは世界的に有名ですが、何故そうなったのでしょうか。その理由を奈良・平安まで遡り、欧米と比較しながら、歴史的に論証し、それが世界に冠たる日本のモノづくり大国を生み出したことを説明します。一方で、過剰品質のガラパゴス化や長時間労働という問題点も起きており、それらへ向けての処方箋も提示します。
J-6 三浦 俊彦 (ミウラ トシヒコ) 商学部教授 [講師紹介はこちら]
クールジャパンの起源に迫る
-日本人の美意識の歴史的変遷-
[講演概要]
これまで日本は自動車や家電などを代表にモノづくり大国と呼ばれていました。ところが近年は、アニメやゲームなど、モノではなくソフトにも世界が注目し、クールジャパンと呼ばれています。実はこの現象はいまに始まったことではなく、日本人の美意識の歴史に遡ることができます。そのルーツを奈良・平安までたどり、欧米と比較しながら論証します。またこれからのクールジャパン戦略も提言します。
J-7 有川 太郎 (アリカワ タロウ) 理工学部教授 [講師紹介はこちら]
東日本大震災後の津波対策について
[講演概要]
東日本大震災から6年が経過し、被災した地域における復旧・復興や、今後の津波に対する防護方針、将来的な津波に対する各地域での取り組みについて、最新の研究成果を踏まえながら報告する。
J-8 小野 潮 (オノ ウシオ) 文学部教授 [講師紹介はこちら]
パリ国際大学都市
-世界平和を目指す学園都市、今日に生きるオノラの理想-
[講演概要]
第一次世界大戦の惨禍に心を痛めた元仏文相アンドレ・オノラの提唱により、次代の指導者たる各国の学生たちを学生時代から共生させるためにパリ市内南端に開かれたパリ国際大学都市は数館の世界各国を代表する居館からなり、世情騒然たる今日の世界情勢の中でオノラの理想を変わらず高く掲げている。日本館(薩摩館)は、薩摩商店三代目の薩摩治郎八の寄付により、大学都市内部でも6番目に古く建てられた長い歴史を誇る館であり、藤田嗣治の2点の巨大壁画を有し、日本人留学生だけでなく、他に二十数カ国の学生たちがともに生活しており、また活発な文化活動を展開している。講演者は2015年~2017年にこの歴史ある日本館館長を務める機会を得た。この世界に類例を見ないユニークな学園都市と、その中での日本館の存在について紹介したい。
J-9 安念 潤司 (アンネン ジュンジ) 法務研究科教授 [講師紹介はこちら]
電力・ガスシステム改革の意義
-未来への一里塚か、「1」の後始末か-
[講演概要]
2015年4月から電力の小売が自由化され、2017年4月からはガスの小売が、自由化される。電気・ガスをどの会社から買うか、すべての消費者に選択権が与えられる。電力・ガスシステム改革は、誰にとってどんな意義があるのかを考える。
J-10 福原 紀彦 (フクハラ タダヒコ) 法務研究科教授 [講師紹介はこちら]
近江商人の創業者精神と企業組織法
-朝の連続ドラマべっぴんさん登場企業を素材にして-
[講演概要]
佐々木営業部の再興がファミリアとレナウンの創業によって果たされる企業史と、戦後日本の逞しい復興を支える人間ドラマが、現代経済社会に生きる人々の関心を呼んでいます。朝の連続ドラマの登場する企業を素材に、企業の組織と人の法規範の原点を探ります。
J-11 福原 紀彦 (フクハラ タダヒコ) 法務研究科教授 [講師紹介はこちら]
藩民階学思想と実地応用の素
-大河ドラマ井伊家彦根藩と中央大学の源流を訪ねて-
[講演概要]
中央大学前身の英吉利法律学校の創立者増島六一郎は、藩民階学思想に満ちた彦根藩の風土に育まれ、英国留学を経て、近代司法制度確立のための法曹養成を目指しました。初代大河ドラマ「花の生涯」と現大河ドラマ「井伊直虎」に描かれる彦根藩の興隆に中央大学の源流を探ります。