教養番組「知の回廊」

2015年度番組ラインナップと10月放送の第98回「データ活用が切り拓くマーケティング戦略」について

2014年10月09日

「味の一」工場にて・本社営業部係長の八木下さんと生田目先生(右)

いつも中央大学教養番組『知の回廊』をご試聴いただき、有難うございます。
さて、2015 年度の番組ラインナップが以下の通り決まりましたので、お知らせいたします。
第98回 データ活用が切り拓くマーケティング戦略/生田目 崇(理) 第99回 都市成長戦略の再検討 ~八王子市まちづくり座談会~(仮題)/斯波 照雄(商) 第100回 放送100回記念『中央大学と近現代の日本』/菅原 彬州(法)・他
第101回 情報貧国ニッポン(仮題)/山崎 久道(文) 第102回 今を生きる若者の人間的成長(無題)/都筑 学(文) 第103回 由比の桜えび漁にみる6次産業化の未来(仮題)/露木 恵美子(大学院戦略経営研究科)
なお、10月は、理工学部の生田目崇教授監修の「データ活用が切り拓くマーケティング戦略」を、J:COMチャンネル八王子で、月・水・金 22:00~、水・日 6:30~、土 21:00~、日 23:00~の時間帯で好評放送中ですので、まだご覧になっていない方は是非ご試聴ください(YouTube中大チャンネルでもご覧いただけます)!

【番組内容】
ICTの急速な進化により、多種多様で膨大なデジタルデータを、ビジネスに活かす取り-組みが進められています。特に最近では『ビッグデータ』という言葉を、良く耳にするよ-うになりましたが、得られるデータは量だけでなく、質的にも大きく変化しています。
既に大企業などでは、ビッグデータを活用して、商品の開発や経営戦略に役立てていると-ころが増えており、さらにこれからは大企業に限らず、中小企業やベンチャー企業でも、-様々なデータを活用して、マーケティングや経営戦略に結びつけてゆくことが求められて-います。必要なデータを集めて分析し、現状の把握、消費者ニーズ調査、他社との差別化-や、業務の効率化にいかすなど、データの活用は、今や必要不可欠でしょう。
しかし、どれだけデータを集めても、最終的に判断するのは経営者自身です。客観的なデ-ータに基づく意思決定が重要であり、それに伴って『どのようにデータを分析するか』に-ついての知識や技術が、業界を問わず、幅広く求められているのです。
今回は、実際に様々なデータを活用して、商品開発や販売戦略を実践的に行っている企業-を訪ね、ビジネスにおけるデータ活用の現状とその可能性を探る、マーケティング・エン-ジニアリングの最前線を紹介します。

【プロフィール】
生田目 崇(なまため・たかし)/中央大学理工学部教授
専門分野 経営科学、マーケティング・サイエンス
1970年東京都生まれ。1994年東京理科大学工学部第一部卒、1999年同大学院工学研究科博士課程修了 博士(工学)。1999年東京理科大学工学部第一部助手、2002年専修大学商学部専任講師、准教授、教授を経て、2013年より現職。経営意思決定問題やマーケティングに関する定量分析などの研究に従事。主な著書に、マーケティング・データ解析、朝倉書店(2003、共編著)、マーケット・セグメンテーション―購買履歴データを用いた販売機会の発見、白桃書房(2008、分担執筆)などがある。