教養番組「知の回廊」

11月放送の第93回「バイオインフォマティクスによる新薬の発見」について

2013年11月28日

番組1シーン

11月放送の番組は、理工学部の田口善弘教授、岩舘満雄准教授、梅山秀明共同研究員(北里大学名誉教授)による「バイオインフォマティクスによる新薬の発見」です。
JCNテレメディアチャンネルで、月・水・金 22:30~、火・木 21:00~、土 19:30~、日 14:00~の時間帯で好評放送中ですので、まだご覧になっていない方は是非ご試聴ください(YouTube中大チャンネルでもご覧いただけます)!
【番組内容】
皆さんは、『バイオインフォマティクス』という言葉をご存じでしょうか?これは生物情報科学とも呼ばれ、生物学(バイオロジー)と情報技術(IT)の、ふたつの分野が融合してできた、新しい研究分野なのです。
私たち人間を含むすべての生き物は、生物の設計図とも言われる遺伝子を持ち、DNAの配列によって、生物学的な個性が決まります。人間のDNAは約30億個もの配列を持っていますが、それらをすべて読み解くためには、コンピュータと情報技術の力が必要となります。たとえば、がんやアルツハイマー病などを引き起こす遺伝子をコンピュータを使って特定できれば、その病気だけに合わせた新しい薬を開発することができるのです。
今回は新しい創薬の研究として、バイオインフォマティクスの世界を紹介します。