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研究開発機構 機構教授 岩本正和 省エネ型のアンモニア製造技術に関する記事が日本経済新聞(2016年7月4日付)に掲載されました

2016年07月05日

研究開発機構 機構教授 岩本正和らによる省エネ型のアンモニア製造技術に関する記事が7月4日付の日本経済新聞に掲載されました。

 

  アンモニアは水素を多く含み、運搬も容易なため、エネルギーキャリアーとして注目されています。アンモニアは確立した量産技術により安価に生産されていますが、この製造工程では高温・高圧が必要であり、大量のエネルギー消費が課題となっています。

岩本教授らは、従来の「プラズマ法」が原子を陽イオンと電子に分離して活性化していたのに対し、電子のみを活性化する方法を用い、窒素と水素から常温・常圧で高効率にアンモニアを合成する方法を開発しました。現在、この方法によるアンモニア変換効率は3.5%と世界最高水準を達成しています。岩本教授らは、さらに低電力でプラズマを発生できるよう改良を進めており、変換効率10%を目指しています。

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中央大学 研究開発機構 岩本研究室

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