研究開発機構

研究開発機構専任研究員 大場章弘:日本沙漠学会賞 奨励賞を受賞しました

2015年07月16日

研究開発機構専任研究員 大場章弘(気候変動適応ユニット)が平成26年度日本沙漠学会賞 奨励賞を受賞しました。

 

題目: 景観生態区分による村落レベルの牧草生産力の評価

 

奨励賞:乾燥地・半乾燥地に関する萌芽的研究業績を挙げた者に授与される.

 

学会誌砂漠研究に掲載された論文『景観生態区分による村落レベルの牧草生産力の評価』は、高解像度衛星データと地形や土地条件、家畜の放牧、牧草の成長要因を踏まえて景観生態区分ごとの輪牧の効果(牧草生産力)を定量的に評価し最適土地利用計画を提示するとともに、調査対象村落の過放牧状態は慢性的であり、持続不可能であることを定量的に確認するとともに改善案を提示しております。

また、景観生態学的手法による評価手法は地上調査、高解像度衛星データと合わせて実施すれば広範な適用が可能であることを示し、今後の研究の発展が期待されることから、この度平成26年度日本沙漠学会奨励賞を受賞しました。

 

なお、副賞として第一回「片倉もとこ賞」を受賞し、メダルが授与されました。