Eventイベント

研究支援室

イノベーション・ジャパン2016~大学見本市&ビジネスマッチング~に本学から4件の研究成果を出展します

日程
8月25日(木) 9:30~17:30、26日(金)10:00~17:00
場所
東京ビックサイト
日程
8月25日(木) 9:30~17:30、26日(金)10:00~17:00
場所
東京ビックサイト

下記の日時・場所にて、「イノベーション・ジャパン2016 ~大学見本市&ビジネスマッチング~」が開催されます。

会期:8月25日(木) 9:30~17:30、26日(金)10:00~17:00                        会場:東京ビックサイト 西展示場 西1ホール
主催:科学技術振興機構(JST)、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
入場料:無料

 イノベーション・ジャパンは、大学等の研究成果を社会に還元するきっかけの場として毎年2万人以上の企業関係者が来場する、日本最大の産学マッチングイベントです。厳しい審査の結果、本学からは4件(防災分野1件、医療分野2件、ライフサイエンス分野1件)の研究成果が採択され、出展することとなりました。

当日は、教職員および実際に研究を担当している学生が説明にあたります。

イノベーション・ジャパンにお越しの際は、ぜひ中央大学のブースへお立ち寄りください。

■出展内容

《防災》地震から貯水槽を守る浮体式波動抑制装置『タンクセイバー・波平さん』の開発 

総合政策学部 教授 平野廣和

 大地震の際、貯水槽に貯えられた水の液面が大きく揺動して貯水槽が損壊する例が多くみられます。実際、東日本大震災では貯水槽の破壊により、避難場所や医療機関で水を使うことが出来なくなりました。当研究室では、この『命の水』を守るために、最大波高さを1/3程度まで抑えることで破損被害の大幅な減少を可能にする「浮体式波動抑制装置~タンクセイバー・波平さん~」を開発しました。素材は、柔軟性があり衛生性にも優れた耐塩素性を有する特殊ポリエチレン樹脂で成型しており、板状部材を8の字状に曲げてSUSボルトで接合し、現地で簡単に製作・設置する事が可能です。

リンク:HIRANO Laboratory

《医療》障害者用電動グローブと鼾(いびき)解消器具  理工学部准教授 諸麥俊司

 当研究室では、柔軟な素材で構成され、快適に長時間装着して使用することのできるロボットスーツの開発に取り組んでいます。今回の展示では二つの医療装置(「電動式グローブシステム」、「空気圧駆動による鼾解消器具」)を紹介いたします。グローブシステムは頸椎損傷による手指麻痺者の指運動を実現する軽量・コンパクトな電動式手袋です。鼾解消器具はエアバッグを内蔵したヘッドギヤで、鼾を検知すると自動的に頭部姿勢を変更して気道を開くもので、鼾を解消して睡眠時無呼吸症候群(SAS)を予防するものです。

リンク:諸麥研究室

《医療》複数者が眼鏡なしで任意視点から観察可能な3D内視鏡装置  理工学部教授 鈴木 寿

偏光眼鏡方式のステレオ内視鏡の場合、眼前が少々薄暗く、あるいは、液晶シャッター眼鏡方式の場合は機器の調子が悪ければ突然ぼやけることがあり、医用としてはリスクを抱えています。ステレオ内視鏡の出力データに、実時間ステレオ照合のための独自のDPアルゴリズムを適用することにより、ステレオ内視鏡による撮影対象を眼鏡なしに任意視点から立体的に観察できる技術を確立しハードウェア化しました。ブースでは、実際に眼前で手術が行われているかのような臨場感あるデモをビジターに体感していただき、多様な内視鏡ユーザーへ認知を広めていきます。

リンク:Cybernetics Laboratory

《ライフサイエンス》 1細胞遺伝子解析・機能解析のためのマイクロデバイスプラットフォーム

理工学部教授 鈴木宏明

 多数の細胞の平均値としての性質ではなく個々の細胞の性質を調べることで、がんや免疫など様々な疾患の解明や個別化医療に貢献できることが広く認識されてきています。本展示では、様々な1細胞解析に有用な3種類のマイクロデバイスを展示します。

①1細胞遺伝子発現解析および配列解析に有用な3次元構造を有するマイクロチャンバーデバイス

②1細胞からの物質の排出を検出するのに有用なマイクロチャンバーデバイス

③通常の倒立型顕微鏡を用い接着細胞の縦断面を高解像度でイメージングするためのマイクロデバイス

 

詳細は以下のリンク先をご覧ください。

リンク:イノベーション・ジャパン2016~大学見本市&ビジネスマッチング~