Eventイベント
人文科学研究所
人文科学研究所主催公開研究会開催のお知らせ(「リアリティーの哲学」チーム)
- 日程
- 2018年6月3日(日)13:00~18:00
- 場所
- 多摩キャンパス 3号館9階 哲学研究室
- 日程
- 2018年6月3日(日)13:00~18:00
- 場所
- 多摩キャンパス 3号館9階 哲学研究室
- 内容
講 師: 竹中 真也 客員研究員 (中央大学文学部兼任講師)
テーマ: 「人新世以降のあたらしい環境思想―T・モートンを
手掛かりにして―」
要 旨: 人新世というあらたな地質年代の誕生以降、従来とは
異なる環境思想が求められている。こうした情勢にお
いて、近年注目を集めているのがT・モートンのハイパ
ーオブジェクト論である。本報告はその議論を、ハーマ
ンのオブジェクト指向存在論との関連のもと検討する。
こうして、環境と人間とのより適切な関係を模索した
い。
講 師: 飯盛 元章 氏
テーマ: 「怪奇的な実在のほうへ―グレアム・ハーマンの
思弁的実在論とオブジェクト指向存在論について―」
要 旨: 21世紀に入り、現代哲学においてさまざまな実在論
的立場が登場している。本発表では、そうした潮流の
中心に位置する思弁的実在論とオブジェクト指向存
在論について紹介する。このふたつの立場の牽引役
を担っているのが、グレアム・ハーマンである。ハー
マンによれば、実在は怪奇的であり、現れと個体その
ものとのあいだには乗り越え不可能な亀裂が走って
いる。個体は、どんな関係にも還元されない自立的
な実在性を有しているのである。本発表は、ハーマン
のこうした哲学的立場を中心に考察する。
以 上
- 企画実施名義
人文科学研究所研究会チーム「リアリティーの哲学」