Eventイベント
人文科学研究所
人文科学研究所主催公開研究会開催のお知らせ(「歴史の中の「個」と「共同体」-社会史をこえて」チーム)
- 日程
- 2017年11月11日(金)10:00~11:00
- 場所
- 多摩キャンパス 2号館4階研究所会議室1
- 日程
- 2017年11月11日(金)10:00~11:00
- 場所
- 多摩キャンパス 2号館4階研究所会議室1
- 講師
河合 望 氏 (金沢大学新学術創成研究機構准教授)
- 内容
“Women’s Religious and Economic Roles in Antiquity”
The 2nd Copenhagen-Chuo Workshop において行われる英語による報告 です。テーマ: エジプト、北西サッカラの岩窟遺構から出土したライオン
女神像と中王国時代における葬祭祭祀について“The
statues of Lioness Goddess at the Rock-Cut
Chambers at Northwest Saqqara and Their Funerary
Cult in the Middle Kingdom Egypt”
要 旨: 古代エジプトにおける主要な墓地として知られるサッカ
ラ遺跡とアブ・シール遺跡の間に位置する丘陵では、
王朝時代の祭祀や埋葬に関する様々な遺構が検出さ
れており、「聖なる丘」として位置付けられていたことが
推定される。早稲田大学エジプト学研究所を中心とす
る日本隊は、2001年および2002年に当該遺跡で中王
国時代に年代づけられる2基の岩窟遺構を発見し、内
部からはライオン女神像などの数体の像が出土した。ラ
イオン女神像と共伴した半身像と他の遺物の性格につ
いて検討した結果、岩窟遺構は神像などの像の埋葬に
関する遺構であることが推察された。また、岩窟遺構
外においても、同時代に一定期間祭祀が継続された痕
跡を示す供物用土器の廃棄遺構が検出されている。こ
れらの考古資料に図像資料および文字史料を合わせ、
中王国時代における当該遺跡での埋葬祭祀活動に
ついて考えてみたい。
使用言語: 英語 通訳なし
- 企画実施名義
人文科学研究所研究会チーム「歴史の中の「個」と「共同体」-社会史をこえて」